河北抄

 神様が下界の様子を見るため窓を開ける。その時に漏れた光が地上で流星になって見える。昔の欧州の人はそう考えた。「流れ星に願い事をするとかなう」との言い伝えはここから生まれたという。
 一方で流星は人の死を象徴する存在とも考えられた。中国の小説『三国志演義』では、軍師諸葛亮(孔明)が流星を見て自らの死を悟る場面が描かれる。
 流星は大きな星ではない。正体は宇宙のちり。大きさは数ミリ、数センチ程度とみられる。地球の大気に高速で突入した際に光り輝く。
 12月は流れ星の季節。三大流星群の一つ、ふたご座流星群はきょう14日夜から15日朝にかけて最も活発になる。夜空の暗い場所ならば、1時間で40個以上の流星を観察できる可能性がある。空全体を見渡すのが、鑑賞のポイントとか。
 ただ、仙台市の夜の予報は雪で条件は厳しそう。見ることができれば、願い事をするも良し。亡くなった方々に思いをはせるも良し。神秘的な天体ショーを堪能してほしい。多くの神様が下界をのぞいていると想像してみれば、楽しいかも。


2018年12月14日金曜日


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