河北抄

 小学生のピカピカのランドセルは、桜の花によく似合う。色は年々多彩になっているという。朝、通勤の途中でしばらく新1年生らしい子どもたちを眺めていたら、エメラルドグリーンや淡い紫のランドセルもあった。
 色に気を取られていたら、結構重そうにしている子どもがいる。「脱ゆとり教育」に変わってから、教科書やドリルなどが増えて重くなったらしい。
 あるランドセルメーカーの全国調査によると、「平均の重さは4.7キロ、児童の3割が首や腰などに痛みを感じている」という。
 それが本当なら、通学は大変な重労働になる。文部科学省が全国の学校に持ち物を減らすよう求めたので、今はいくらか軽くなったろうか。
 <色いろな物が出て来るランドセル四次げんポケットドラエモンみたい>。昨年末、本紙朝刊に載った石巻市の小学生末永悠真さんの短歌は、無邪気な希望にあふれている。子どもは身も心も軽やかなのが一番。ランドセルに入れて背負うのは、でっかい夢がふさわしい。


2019年04月11日木曜日


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