河北抄

 「いざというとき頼りになるよ」。そう言わんばかりに、公衆電話が子どもたちへの認知度アップを目指している。
 NTT東日本が昨年11月、小学生の親ら800人に実施したアンケート。児童の約8割が公衆電話を使ったことがなく約3割は存在を知らなかった。携帯やスマートフォンの普及が背景にある。
 公衆電話の台数は昨年3月末で約15万8000台とピーク時の2割以下。それでも災害といった緊急時の通信規制の対象外で、固定電話や携帯よりつながりやすい。停電時でも電力が供給され、硬貨があれば連絡できる。
 知名度向上を図ろうと、NTT東は漫画やクイズで公衆電話の利用法を覚える子ども向けコーナーをサイトに開設した。今でも市街地ならおおむね500メートル四方、他のエリアで1キロ四方に1台はあるといい、サイトで位置を検索できる。
 「災害時の有効な通信手段になり得る」と担当者。親子で一緒に近所や街中の設置場所を確かめておき、子どもに緊急連絡先のメモを携えてもらう。万一の備えに加えるのも一案かもしれない。


2019年06月01日土曜日


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