河北抄

 自宅のある仙台市北部の住宅団地に昨春、標柱が立った。約100〜300メートル離れて東西南北に1本ずつあり、それぞれの間の距離と歩数、消費カロリーが記されている。健康のためにウオーキングをする人の目安になる。
 市は2017年度から、歩くことを奨励する表示を町内会などが設置する際に費用を助成している。
 市内の成人の1日平均歩数は約4500〜5000歩で、男女共に全国平均を3割以上下回るとの調査がある。不名誉な数値を改善し、身近な運動習慣を付けてもらおうとの狙いなのだろう。
 歩数計を持っている人は多いし、歩いた総距離や消費カロリーを細かく知ることのできるスマートフォン用のアプリもある時代だ。宮城県も独自版アプリを開発し、配信している。
 それに比べればいかにも原始的ではあるが、標柱から標柱へと「これで○○歩か」とつられて歩いてしまう。効果は案外あるのかもしれない。歩いた成果が数字で分からないとやる気が起こらない自分が情けない気がするけれども。


2019年06月03日月曜日


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