河北抄

 この2年ほど空き家になっていた隣家で大規模な改装工事が始まり、新しい人が住むのかと思っていたら、小さな保育園に生まれ変わった。1〜2歳児を十数人、4月から預かっているようだ。
 朝7時を過ぎると、お母さんたちに連れられて、子どもたちが来る。開園当初の4月は、親と離れるのが嫌らしく「ウッワーン」と、力いっぱい元気に泣く声がよく聞こえてきた。
 「ちっちゃい頃の○○ちゃんみたいねえ」と、大声でよく泣いたわが子の名を出して家人が大笑いする。すでに子どもが巣立って静かな2人暮らし。泣き声さえ懐かしいような、好ましいような。
 この保育園は仙台市の「小規模保育事業」の一環だそうで、ホームページを見ると、園長さんのほか、保育士さんが7人いるそうだ。女性の保育士さんたちの話し声もにぎやかに聞こえる。
 最近は「幼老複合施設」と言って、幼稚園と老人ホームなどが一緒の施設が各地にできている。なるほど、帽子をかぶって外で遊ぶ子どもの歓声を聞いていると、子どもの声の効果がよく分かる。


2019年06月07日金曜日


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