河北抄

 住民が傘を広げながら長い列を作って給水車を待っている。1978年の宮城県沖地震の翌日、仙台市上空で本社ヘリから撮影した写真。記事には「地震で大きな痛手を受けた人たちに追い打ちをかけるような、無情な雨」とある。
 28人の死者を出した地震からきょう12日で41年。14日は岩手・宮城内陸地震の発生から11年を迎える。県内では梅雨の季節が災害の記憶と重なり合う。
 宮城県内が先週、梅雨入りした。雨の被害が多い季節でもある。気象庁は、232人の死者・行方不明者が出た昨年の西日本豪雨の教訓を踏まえ、5段階の大雨・洪水警戒レベルの運用を始めた。
 例えば「4」は全員避難の段階で、ここまでに避難行動を取る必要がある。先日、運用後、初の避難勧告が出された広島市などでは、戸惑いもあったという。
 豪雨災害の恐れがある場合は情報を集め、危険が迫っていると感じたら、すぐに避難を心掛けたい。豪雨も地震も大切なのは、自分の命は自分で守るという心構え。身の回りに危険な場所がないかを再点検することもお忘れなく。


2019年06月12日水曜日


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