河北抄

 サッカーを観戦するならユアテックスタジアム仙台(仙台市泉区)に限る。サッカー専用に設計され、選手のプレーを間近に見られる。地下鉄の泉中央駅から徒歩4分と、足の便もいい。
 収容人員2万弱はJ1ベガルタ仙台の試合には程よい大きさだが、2020年東京五輪の会場には小さ過ぎる。
 約4万9000人収容の宮城スタジアム(宮城県利府町)が選ばれたのは致し方ない。観客席とピッチとの間に陸上競技のトラックがあり臨場感に欠けるのは我慢するにしても、何とかしなければならないのは交通手段の確保だ。
 最寄りのJR利府駅から約5キロ。2002年サッカーのワールドカップ(W杯)では周辺の4駅をシャトルバスで結んだが、試合後の待ち時間が1時間以上になるなど不評を買った。
 本番の予行演習となる日本代表の国際試合が9日にあった。車の渋滞、バスを待つ長い列…。課題は相変わらずだったようだ。スタジアムはもちろん、宮城の評判にも関わる。解決に知恵を絞ってほしい。残された時間は1年余りだ。


2019年06月14日金曜日


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