河北抄

 仙台市太白区の住宅街の一角に、和風民家を改修した「ホームホスピスにじいろのいえ」がある。在宅介護の一形態として、終末期の患者らをケアする宮城県内で唯一のホームホスピスだ。
 現在、30〜90代の8人が共同生活を送る。末期がん、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、脳性まひ…。さまざまな病気の「住人」を、介護福祉士はじめ、往診の医師、看護師がチームとなって支える。
 「みんなが家族のようなもの」と運営する一般社団法人「月虹(げっこう)」の代表理事今野まゆみさん(56)。その人らしく人生を生き切るには、家庭的で安心できる人間関係が何より大切だと信じる。
 2014年4月の開設以来、47人をみとった。「『ここで過ごせて良かった』と思ってもらえたら」。献身的な介護で限られた時間を「にじいろ」で包む。
 開設5周年の記念イベントを29日、青葉区の「誰も知らない劇場」で開く。映画「ケアニン〜あなたでよかった〜」の上映などを通じ、介護職への理解を広げたいという。チケットは前売り制。連絡先は月虹022(395)5265。


2019年06月20日木曜日


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