河北抄

 ドイツ、台湾、ニュージーランド。と聞いて、どんな共通点を想起するだろう。先日の本紙朝刊に「新型コロナウイルス対応に女性首脳が存在感を発揮」との記事が載った。冒頭の各国が代表例だ。
 ドイツのメルケル首相は感染爆発が起きた欧米主要国の中にあって罹患(りかん)者の死亡率を低く抑え、台湾の蔡英文総統、ニュージーランドのアーダン首相は水際対策や感染予防策を迅速に実行し、流行の第1波にいち早く歯止めをかけた。
 女性トップ輩出の土壌になるかどうか。審議会委員らに占める女性の割合を調べた内閣府の調査(2019年4月現在)で富谷市が50.3%に上り、全国市区町村で北九州市に次ぐ2位だった。
 家庭や地域で女性の存在感は大きい。社会への参画も進めば、より現場感覚のある施策の展開につながりそうだ。
 メルケル氏らはコミュニケーション能力への評価も高い。国民の心に響く言葉を届け、未知のウイルスに対する危機感を共有して対策の実効性を高めた。世界の女性リーダーの活躍も刺激材料に、女性参画の波を地方から起こしたい。

 
 
 


2020年05月22日金曜日


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