河北抄

 新型コロナウイルスの影響で中止となった全国高校野球選手権宮城大会の代替大会、東北地区高校野球宮城大会。試合速報を確認しようと、宮城県高校野球連盟(県高野連)のホームページにアクセスすると、例年はないメッセージが目を引いた。
 それは、7月19日の2回戦終了後に掲載された「皆さまのおかげで全67チームが登場しました。心より感謝申し上げます」とのあいさつ。主催者として、原則無観客や消毒の徹底など可能な限りの感染防止策を講じてきただけに、全チームの選手が無事プレーできたことに安堵(あんど)したのだろう。
 運営費に充てる入場料収入がない今大会、県高野連の台所事情は極めて厳しい。高校野球、球児への思いを胸に、文字通り手弁当で大会運営に当たる人たちには頭が下がる。
 幸い、クラウドファンディング(CF)で資金を募る動きがあり、今大会期間中には県還暦軟式野球連盟から寄付金が贈られた。県高野連支援の輪がさらに広がることを期待したい。


2020年08月01日土曜日


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