河北抄

 仙台市青葉区の壱弐参(いろは)横丁の一角で先日、小さな試みが始まった。公益社団法人「日本駆け込み寺」の仙台支部「仙台駆け込み寺」が設けた相談室。定休日を利用し、相談員有志が月2回、無償で小中学生の学習支援に当たる。
 発案者は東北大4年の藤田大雅さん(22)。6月にボランティアの相談員になった。年上の相談者への対応に難しさも感じ、「学習塾の講師経験を生かせる自分なりの貢献を考えた」という。
 仙台支部が挑戦を後押しし、相談員で元英会話講師の武田梓さん(35)も加わった。「寺子屋いろは塾」と名付け、初日の11日はちょっぴり緊張した表情の小学1年生2人と5年生1人が訪れた。
 子どもたちは英会話を習ったり、持参のドリルをしたり。「雑談を交え、楽しい勉強会になった」と藤田さん。武田さんは「勉強しなくても大丈夫。ふらっと立ち寄ってほしい」と気負いなく語る。
 家でも学校でもない居場所に、ほっとする子もいるだろう。開設は第2、4水曜の午後4〜7時で、入退室は自由。連絡先は070(4060)9862。

 
 
 


2020年11月24日火曜日


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