河北春秋

 今年も1年の折り返しを迎えた。この間、長かったか、それとも、あっという間だったかは人それぞれだろうが、新型コロナウイルスの脅威にさらされ、翻弄(ほんろう)された感は否めない▼あすからはプラスチック製レジ袋の有料化が始まる。国内の流通量はプラスチックごみ全体の2%程度だが、身近なところから環境問題を考えるきっかけになるだろう。これを機に、エコバッグを持つサラリーマンの姿が当たり前になるかもしれない▼終わるものもある。クレジットカードや電子マネーなどで買い物をすると、最大5%分のポイントを還元する政府の事業はきょうまで。政府の専門家会議が「新しい生活様式」の一つとして電子決済の利用を呼び掛ける中での終了は、普及に何らかの影響を及ぼすのか▼その専門家会議は廃止の方針が突然公表された。新たな組織に衣替えされるという。会議側が組織の役割や政府との関係を明確化するよう求めたのがきっかけとされるが、廃止を巡る経緯を見ると、政府の第2波への備えは果たして十分なのか、不安が残る▼新型コロナウイルスの感染者は世界で1千万人を超え、依然として感染拡大に歯止めがかからない。国内でも先日、1日の感染者数が再び100を上回った。先が見通せない日は当分続きそうだ。(2020.6.30)


2020年06月30日火曜日


先頭に戻る