現場で働く社員の声

編集局写真部 川村公俊(1997年入社)
編集局写真部
川村 公俊
1997年入社

 大規模な災害にプロスポーツなどニュース現場で写真取材を担当するのが写真部です。写真部員は写真記者とも呼ばれ、常に現場の最前線が仕事場となります。事件事故が起きれば規制線のぎりぎりに陣取ってレンズを構え、スポーツ取材では選手の息づかいが聞えるほどの距離で一瞬を切り取る。被写体に迫ることは、報道写真の基本ともいえます。

 持ち込む機材はデジタル一眼レフカメラ2台とレンズ3本、写真送信用パソコンにスマートフォン。現場によって超望遠レンズや脚立などが加わります。近年活躍しているのは小型無人機「ドローン」。鳥の目線のようなアングルは斬新で、操縦や法規を熟知した部員が日頃から取材のアイディアを出し合っています。

 今期、力を入れているのは平昌(韓国)オリンピックの取材です。部としては長野五輪から20年ぶり、海外ではミュンヘン五輪以来42年ぶりの派遣です。フィギュアスケートの羽生結弦選手(仙台市出身)に加え東北出身者の活躍も期待されています。期間中は会場周辺の盛り上がりや、あまり知られていない町の状況などもお伝えできればと思います。

 今後も東京五輪など大きなイベントが国内で行われますが、部員が心を寄せているのは東日本大震災の被災地。発災直後から大半の部員が沿岸部を駆け回り、現在も独自の取材を続けています。「風化させない」。復興に向かう被災地の今を伝えることも重要な使命だと考えています。