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    <title>三陸河北新報社</title>
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    <updated>2026-05-17T03:00:04Z</updated>
    <subtitle>三陸河北新報社は、河北新報の姉妹会社として設立。石巻市、東松島市、女川町の情報を掲載した朝刊「石巻かほく」を発行しています。</subtitle>
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    <title>短歌（５/17掲載）</title>
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    <published>2026-05-17T03:00:02Z</published>
    <updated>2026-05-17T03:00:04Z</updated>

    <summary>【斉藤 梢　選】 息子（こ）の齢止まりて早も六年目朝の挨拶今なお涙　　　石巻市南...</summary>
    <author>
        <name>SanrikuKahoku</name>
        
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        <![CDATA[<p><span>【斉藤 梢　選】</span></p>
<hr />
<p>息子（こ）の齢止まりて早も六年目朝の挨拶今なお涙　　　石巻市南中里／中山くに子</p>
<p><span>【評】</span>母親にとって、子に先立たれることほど辛いことはないと思う。この一首の「止まりて」が長く心に留まる。他の表現でもいいのだが「逝く」「命が果てる」「死」「亡くなる」という言葉をあえて使わずに「齢止まりて」とした作者の胸中を察する。おそらく、生きていたならば今年は○○歳というように、子の齢を数えて毎日を暮らしているのだろう。「今なお涙」のこの７音は、想像もできないほどの悲しみを包んでいる結句。心情を表すためには多くの言葉が必要ではないことを、この作品から学んだ。</p>
<hr />
<p>枯れたかと見える花木が芽吹きおり諦め不要を我に教える　　　石巻市鹿又／門間典彦</p>
<p><span>【評】</span>植物の生きている姿は、命そのものの有り様を私たちに無言で示してくれる。枯れてしまったように見える花木に見つけた「芽吹き」。冷静に詠んでいるけれど、作者は感動したに違いない。外見だけで判断せずに、花木に心を寄せて接することを教えてくれる歌は、作者の謙虚さによって成る。この「芽吹き」が、作者のこの春を生きゆく力となるのだとも思う。</p>
<hr />
<p>折目なき古本買へば鉛筆の吾に似た字の書き込みひとつ　　　石巻市流留／大槻洋子</p>
<p><span>【評】</span>数ある本の中から、作者が選んで求めた一冊。折目はないけれど、確かに誰かが読んだという証の「書き込みひとつ」。同じ本を読むという心温まる出合い。紙をめくることの豊かさを再認識できる歌。</p>
<hr />
<p>待合室思考時間はたっぷりと三十一（みそひと）文字（もじ）が駆け巡るのみ　　　石巻市蛇田／菅野勇</p>
<p><span>【評】</span>診察を待つ間に頭の中を文字が駆け巡る。けれども結びは「のみ」。この「のみ」がリアル。言葉を探し選びつつ一首にしたいと試みる道程が大切。</p>
<hr />
<p>今朝見れば土に割れ目の幾筋かいよよ芽出しかじゃがいもの畑　　　石巻市羽黒町／松村千枝子</p>
<p>盛夏待つ白砂青松白南風の蘇り乞う野蒜のあの夏　　　東松島市矢本／門馬善道</p>
<p>過去呼べば幼の浜と魚取り妻との今日も明日（あした）は過去に　　　石巻市駅前北通り／津田調作</p>
<p>九条の言霊が好き鳩が好き震災を経て平穏が好き　　　多賀城市八幡／佐藤久嘉</p>
<p>世の中との関わり捨てた青虫の悟りのねむり冬を生き抜く　　　石巻市桃生町／佐藤俊幸</p>
<p>さくらさくら複数形の花たちの翔ぶように散るひとひらの君　　　石巻市あゆみ野／日野信吾</p>
<p>受けとめし病なれども日々の中もどかしさに泣き悔しさつのる　　　東松島市野蒜ケ丘／山崎清美</p>
<p>眠る田を起こせば土の黒々と卯月へ皐月へ脈打ち始む　　　東松島市矢本／田舎里美</p>
<p>訃報欄同期の名あれば愕然と学びし時の思いに浸たる　　　石巻市不動町／新沼勝夫</p>
<p>妹の遠くにありて半世紀涙声聞く電話のむこう　　　石巻市流留／和泉すみ子</p>
<p>思い知る花の命のはかなさよ桜の花びら路傍に散って　　　東松島市矢本／畑中勝治</p>
<p>池の鯉水中からの花見なり庭の桜も花びら贈る　　　東松島市赤井／茄子川保弘</p>
<p>喧嘩して君と久しく会話なく耐え切れずしてごめんねと詫びる　　　石巻市門脇／中沢定子</p>
<p>福寿草役目を終えて夢心地黄金を畳み次の春まで　　　石巻市二子／小松道男</p>
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    <title>川柳（５/17掲載）</title>
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    <published>2026-05-17T03:00:01Z</published>
    <updated>2026-05-17T03:00:04Z</updated>

    <summary>【水戸 一志　選】 今ほしい自由平和の鐘の音　　　石巻市伊原津／福原伸行 【評】...</summary>
    <author>
        <name>SanrikuKahoku</name>
        
    </author>
    
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        <![CDATA[<p><span>【水戸 一志　選】</span></p>
<hr />
<p>今ほしい自由平和の鐘の音　　　石巻市伊原津／福原伸行</p>
<p>【評】ロシアのウクライナ侵攻は４年たってまだ終息しない。イスラエル軍の空爆でパレスチナのガザ地区は壊滅した。そしてアメリカ対イラクの消耗戦。戦争慣れとは言えないが、戦争報道疲れは否定できない。今ほしい鐘の音。日本国内への警鐘にも。</p>
<hr />
<p>石コロでつまずくなんてお年かな　　　東松島市大塚／北條京子</p>
<p>老いの坂バリアフリーは付いてない　　　石巻市二子／近藤孝悦</p>
<p>クレマチス手をとり合って伸びあがる　　　石巻市鹿又／門間恵右</p>
<p>おすそ分け春の山の香天ぷらに　　　東松島市大塚／石垣久子</p>
<p>ことごとく思い出せない推し女優　　　石巻市蛇田／喜寿郎</p>
<p>助っ人さん打てぬ楽天ただの人　　　石巻市大街道東／岩出幹夫</p>
<p>公約に有効期限どうでしょう　　　東松島市矢本／畑山講也</p>
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    <title>コラム： 歳月、人を待たず</title>
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    <published>2026-05-14T03:00:01Z</published>
    <updated>2026-05-14T03:51:25Z</updated>

    <summary>　中学１年の頃、英語の先生が黒板に大きく書いた次の言葉を覚えています。 　　　　...</summary>
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        <name>SanrikuKahoku</name>
        
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        <![CDATA[<p>　中学１年の頃、英語の先生が黒板に大きく書いた次の言葉を覚えています。</p>
<p>　　　　Time and tide wait for no man.</p>
<p>　tide とは「月と太陽の引力によって引き起こされる海水の満ち引き」。つまり「潮」のこと。「 time and tide 」で「時」を表します。先生の書いた言葉は、「年月は人の都合に関係なく、刻々と過ぎてゆき、とどまることはない」といった意味ですが、先生はこの諺（ことわざ）を通じて、「時間を大切に」ということを生徒の僕たちに伝えたかったのでしょう。</p>
<p>　「時」は待ってくれない。この事実は年を取るたびに事実として迫ってきており、特に、ここ数年は、日々実感する次第です。</p>
<p>　時に関する英語の諺のもう一つは、</p>
<p>　　　　First come first served.</p>
<p>　「最初に来た者が最初に食物を供せられる」といったことですが、「早い者勝ち」の意味でよく用いられる諺ですね。「人より先に行動を起こせば、他人を抑えて自分が有利になる」「先んずれば人を制し、遅れれば人に制せらる」ということです。</p>
<p>　これについては僕はちょっと困惑気味です。競争に明け暮れるこの世の中にあって「先んずれば」ということが、果たしてあるべきことなのかと、疑問を抱くからです。そう考える僕は、今の世には馴染まない存在なのかも...。「甘い」と言われるかもしれませんが。</p>
<p>　こうした英語の諺を通じて、いろいろと考える私です。</p>
<p style="text-align: right;"><span>大津幸一さん（大津イングリッシュ・スタジオ主宰）</span></p>
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    <title>俳句（５/10掲載）</title>
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    <published>2026-05-10T03:00:02Z</published>
    <updated>2026-05-10T03:00:03Z</updated>

    <summary>【石母田 星人 選】 病む妻に治りの兆し山笑ふ　　　石巻市新館／高橋豊 【評】「...</summary>
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        <name>SanrikuKahoku</name>
        
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        <category term="俳句" scheme="https://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
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        <![CDATA[<p><span>【石母田 星人 選】</span></p>
<hr />
<p>病む妻に治りの兆し山笑ふ　　　石巻市新館／高橋豊</p>
<p><span>【評】</span>「治りの兆し」を感じて少し安心した作者。窓の外を見ると、山々が芽吹きの色に染まっていた。回復への期待と、明るい春が一気にやって来た。</p>
<hr />
<p>こひのぼり重さなき影およぎをり　　　東松島市あおい／大江和子<br /><br /><span>【評】</span>子どもの健やかなる成長を願うこいのぼり。この句、青空を背景に泳ぐ姿ではなく、大地に映った影を描写したところに独自性が見える。中七の「重さなき」からは、何にも縛られない元気な姿が浮かぶ。</p>
<hr />
<p>老ゆる街うごかぬ日々の飛燕かな　　　石巻市丸井戸／水上孝子</p>
<p><span>【評】</span>「老ゆる街うごかぬ日々の」は作者の心象。その静止した空間を切り裂いて飛ぶツバメが印象的。</p>
<hr />
<p>三陸の海みて暮らす佛の坐　　　石巻市蛇田／石の森市朗</p>
<p>薄き陽や覇者のごときに仏の座　　　東松島市矢本／田舎里美</p>
<p>手のひらに命の重さ落椿　　　石巻市門脇／佐々木一夫</p>
<p>種牛の像に黒黒春日かな　　　多賀城市八幡／佐藤久嘉</p>
<p>春の星余韻を連れて歩きけり　　　石巻市二子／小松道男</p>
<p>啄木忌暫し里山仰ぎ見る　　　石巻市元倉／小山英智</p>
<p>風光る海越え届く旅葉書　　　松島町磯崎／佐々木清司</p>
<p>放棄畑万にも及ぶ草若葉　　　石巻市桃生町／佐藤俊幸</p>
<p>震災と日和の山や花明かり　　　石巻市湊／斎田流雲</p>
<p>風強き大河上空燕飛ぶ　　　石巻市小船越／芳賀正利</p>
<p>石段の孤島海猫とびはじむ　　　石巻市流留／大槻洋子</p>
<p>道端に小さな澱み花筏　　　石巻市流留／和泉すみ子</p>
<p>野辺送る山路や落花とめどなく　　　石巻市桃生町／西條弘子</p>
<p>海中にひじき漂ふ浦の昼　　　石巻市中里／川下光子</p>
<p>春愁や爪弾くボサノバ サウダージ　　　東松島市赤井／志田正次</p>
<p>春愁や細かき文字の契約書　　　石巻市小船越／堀込光子</p>
<p>不意と出て妻は庭先草むしり　　　石巻市広渕／鹿野勝幸</p>
<p>通院日木蓮の白際立ちて　　　東松島市矢本／菅原京子</p>
<p>春風を自転車に積み買物に　　　石巻市駅前北通り／津田調作</p>
<p>ルンルンとデイの身支度猫の恋　　　東松島市野蒜ケ丘／山崎清美</p>
<p>静けさにどっぷりつかる春の朝　　　塩釜市新浜町／佐々木夏子</p>
<p>太陽に誘われフワーッとしゃぼん玉　　　石巻市渡波町／小林照子</p>
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    <title>川柳（５/10掲載）</title>
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    <published>2026-05-10T03:00:01Z</published>
    <updated>2026-05-10T03:00:03Z</updated>

    <summary>【水戸 一志　選】 塞がれて原油の価値が世に知れる　　　石巻市水押／阿部磨 【評...</summary>
    <author>
        <name>SanrikuKahoku</name>
        
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        <![CDATA[<p><span>【水戸 一志　選】</span></p>
<hr />
<p>塞がれて原油の価値が世に知れる　　　石巻市水押／阿部磨</p>
<p>【評】ホルムズ海峡を塞ぐ。ならばと軍艦で囲む。どっちに転んでも、世界中に石油不足の被害が及ぶ。格調高い時事吟である。この争いに比べ、日本の童謡「とおりゃんせ」は優しい。歌詞の最後は「こわいながらも、とおりゃんせとおりゃんせ」だから。</p>
<hr />
<p>雨もっと鎮火に力を山の神　　　石巻市垂水町／かとれあ</p>
<p>頼まれて「君が代」歌い矢面に　　　東松島市赤井／志田正次</p>
<p>りくりゅうは園遊会の華になる　　　石巻市広渕／きよし</p>
<p>米イラン回転木馬相乗りや　　　石巻市水押／小山信吾</p>
<p>一仕事診察前の順番取り　　　石巻市蛇田／大山美耶紀</p>
<p>店頭に格下げされた米並ぶ　　　東松島市赤井／佐々木スヅ子</p>
<p>使い捨て今の時代は使い切り　　　石巻市湊／小野寺徳寿</p>
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    <title>短歌（５/３掲載）</title>
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    <published>2026-05-03T03:00:02Z</published>
    <updated>2026-05-03T03:00:03Z</updated>

    <summary>【斉藤 梢　選】 七回忌過ぎての春に母偲び何処ぞに連れて花見に行かむ　　　東松島...</summary>
    <author>
        <name>SanrikuKahoku</name>
        
    </author>
    
        <category term="短歌" scheme="https://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
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        <![CDATA[<p><span>【斉藤 梢　選】</span></p>
<hr />
<p>七回忌過ぎての春に母偲び何処ぞに連れて花見に行かむ　　　東松島市矢本／川崎淑子<br /><span></span></p>
<p><span>【評】</span>大切な人を亡くして年月が経つほどに、おぼろげになる記憶と、いよいよ鮮明になる記憶がある。作者にとっては、遠き日に、母とした花見は懐かしくて恋しい。「七回忌」が過ぎてのこの春、心の中ではいつも一緒にいる母と花見に行こうかと思う。この悲しいけれど温かい、切ないけれど優しい心情は、たぶん人工知能（ＡＩ）には詠めないのではと。桜を描写した歌はたくさんあるが、花を見ることで自身の情感が心の奥から引き出される歌も多い。生きているからこそ出合える桜。毎年一首だけでも詠みたいと願う。</p>
<hr />
<p>ガーベラの花びらちぎり占って花、花、花と心のせんたく　　　石巻市西山町／藤田笑子<br /><span></span></p>
<p><span>【評】</span>作者がしているのは＜花占い＞。どうしても迷いが心に付きまとう時、どちらかに決めかねる時、花にその選択を託す。少女の頃の恋占いはもう、杳（とお）くて淡い。「花、花、花と」の表現が映像を見ているようでリアルだ。もちろん、願いを込めてちぎってゆくのだから「せんたく」は「選択」だろうが「洗濯」としても読める。無心のひとときなのかもしれない。</p>
<hr />
<p>母縫うたお守り我の身に付けて越えた荒海 月日幾年　　　石巻市水押／阿部磨<br /><span></span></p>
<p><span>【評】</span>母の手縫いのお守りがあったからこそ、荒海を幾度も越えることができたという真実が伝わる。過去を振り返りつつ、母の気持ちが今も作者の心に深く沁みわたるから覚えている「身に付けて」の感触。</p>
<hr />
<p>四月初旬夏のきざしのあると思う今年も四季がおびやかさるるか　　　石巻市南中里／中山くに子<br /><span></span></p>
<p><span>【評】</span>四月の初旬なのに、もう「夏のきざし」を感じる作者。日本の四季が「おびやかさるるか」と詠まずにはいられない。「今年も」の「も」に同感する。</p>
<hr />
<p>晴れの日に草のスキマにつくしんぼここで生きるぞ覚悟が見える　　　石巻市桃生町／佐藤俊幸</p>
<p>春風に心委ねてのんびりとゴールわからぬ楽しみもあり　　　東松島市矢本／畑山真弓</p>
<p>もう一度かがやいてみたいあおあおと水菜茹でつつ老いの戯言　　　石巻市あゆみ野／日野信吾</p>
<p>こぼれ種ここで生きると決めたのか今年もふえて山すみれ咲く　　　石巻市流留／大槻洋子</p>
<p>工場の煙は真上に立ち昇り霞む港に汽笛の木霊　　　東松島市赤井／茄子川保弘</p>
<p>似たくない超えたいけれどどうしても父の轍にまたもや嵌る　　　多賀城市八幡／佐藤久嘉</p>
<p>散歩道菜花、タンポポみな黄色更には黄蝶 春のマジック　　　石巻市鹿又／門間典彦</p>
<p>満開に風もなしやの庭桜小鳥と見入るもも色の朝　　　石巻市湊東／三條順子</p>
<p>強い風帽子飛ばされ大あわて春は何でも今年一番　　　東松島市矢本／畑中勝治</p>
<p>病む友のメールとぎれて一か月今届けたい桜便りを　　　石巻市流留／和泉すみ子</p>
<p>病院でやさしく手を添え支えらるやっぱり老婆としぶしぶ自覚　　　東松島市赤井／佐々木スヅ子</p>
<p>「新」の字が眩しく映える卯月かな老いも敗けじと心新たに　　　石巻市不動町／新沼勝夫</p>
<p>晴れの日に玄関開ければ鶯の声高らかに新期スタート　　　石巻市須江／遠藤由美子</p>
<p>ここかしこ小川のせせらぎ音ませど春ちょい待ちの蔵王連峰　　　石巻市わかば／千葉広弥</p>
<hr size="10" color="silver" noshade="noshade" />]]>
        
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    <title>川柳（５/３掲載）</title>
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    <published>2026-05-03T03:00:01Z</published>
    <updated>2026-05-03T03:00:03Z</updated>

    <summary>【水戸 一志　選】 子は育ちゆうゆう泳ぐこいのぼり　　　石巻市新栄／堀内ひろ子 ...</summary>
    <author>
        <name>SanrikuKahoku</name>
        
    </author>
    
        <category term="川柳" scheme="https://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://www.kahoku.co.jp/ishinomaki/">
        <![CDATA[<p><span>【水戸 一志　選】</span></p>
<hr />
<p>子は育ちゆうゆう泳ぐこいのぼり　　　石巻市新栄／堀内ひろ子</p>
<p>【評】五月の節句のシンボルといえば鯉のぼり。近頃はめっきり数を減らしており、通りがかりによその家で泳いでいる姿に出合うと、つい足が止まる。屋根より高いと見上げたわが家の子たちは、皆大きくなってしまった。懐かしい光景が脳裏に浮かぶ。</p>
<hr />
<p>ヘルメットきつく締め付け踏むペダル　　　石巻市蛇田／鈴木醉蝶</p>
<p>訳ありとえくぼの告げる林檎買う　　　東松島市矢本／田舎里美</p>
<p>ネコかぶり家で怪獣黄色帽　　　石巻市須江／阿母礼</p>
<p>みな離れトランプひとりだけの影　　　東松島市赤井／片岡シュウジー</p>
<p>伸びすぎたタラの芽見つめ来春か　　　石巻市須江／田代文男</p>
<p>電話切るさびしくさせたのは桜　　　石巻市あゆみ野／日野信吾</p>
<p>熊恐い老いの連休持て余し　　　石巻市不動町／新沼勝夫</p>
<hr size="10" color="silver" noshade />]]>
        
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    <title>コラム： 夏は来ぬ</title>
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    <published>2026-04-30T03:00:01Z</published>
    <updated>2026-04-30T03:51:37Z</updated>

    <summary>　今頃の季節になると、よく口ずさむのが「夏は来ぬ」です。 卯の花の、匂う垣根に時...</summary>
    <author>
        <name>SanrikuKahoku</name>
        
    </author>
    
        <category term="いんぐりっしゅ喫茶室" scheme="https://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://www.kahoku.co.jp/ishinomaki/">
        <![CDATA[<p>　今頃の季節になると、よく口ずさむのが「夏は来ぬ」です。</p>
<blockquote>
<p>卯の花の、匂う垣根に<br />時鳥（ほととぎす）、早も来鳴きて<br />忍音（しのびね）もらす、夏は来ぬ<br />...　</p>
</blockquote>
<p>　この童謡はこの季節の定番とも言えるもの。特に最後の「夏は来ぬ...」（英語では Summer has come. ）は私たちにはなじみ深いものです。</p>
<p>　５月から６月に開花する「卯の花」は新緑の中でも、ひときわ目立ちます。旧暦の４月を指す「卯月」（新暦では５月に相当）は、この花の名が由来になっています。ちなみに豆腐の搾りかす「おから」を「ウノハナ」呼ぶのは、この白い小花の咲いている姿と似ているからです。</p>
<p>　「夏は来ぬ」は1896（明治29）年に佐佐木信綱作詞、小山作之助作曲で発表されました。文部省唱歌です。</p>
<p>　「夏は来ぬ」を「夏はこぬ」と読んだ人がいるとか...。「なかなか夏は来ない」（ Summer does not come. ）と勘違いした人もいたようです。佐佐木信綱は高明な国文学者で、このような文語表現になったのです。</p>
<p>　垣根には白い「卯の花」（ウツギの花）が咲き誇っている。そこへ、夏を告げる鳥「ほととぎす」が、早くもやって来て鳴いている...</p>
<p>　「夏は来ぬ」というフレーズは、「夏がやって来た」という喜びと実感を何度も繰り返していると考えられます。</p>
<p>　1940年ごろ、ＮＨＫラジオの歌謡番組で繰り返し放送されましたが、第２次世界大戦後に国定音楽教科書に掲載されたのは１番と５番のみでした。</p>
<p style="text-align: right;"><span>大津幸一さん（大津イングリッシュ・スタジオ主宰）</span></p>
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    <title>俳句（４/26掲載）</title>
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    <published>2026-04-26T03:00:02Z</published>
    <updated>2026-04-26T03:00:04Z</updated>

    <summary>【石母田 星人 選】 笹舟に小川の水も温みけり　　　石巻市小船越／芳賀正利 【評...</summary>
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        <name>SanrikuKahoku</name>
        
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        <![CDATA[<p><span>【石母田 星人 選】</span></p>
<hr />
<p>笹舟に小川の水も温みけり　　　石巻市小船越／芳賀正利</p>
<p><span>【評】</span>「けり」の強い詠嘆が目につくが、優しさにつつまれた一句。ここには子どもの存在が省略されている。笹舟を操る小さな手と歓声が春を連れてきた。</p>
<hr />
<p>言の葉を野に鏤める雲雀かな　　　石巻市新館／高橋豊</p>
<p><span>【評】</span>広い野原のあちこちに歌うような雲雀（ひばり）の声。雲雀の言葉が分かったらどんなに楽しいだろう。動詞「鏤（ちりば）める」を聴覚に用いて成功。気持ちのいい空間。</p>
<hr />
<p>春一番われ動力と浮力得る　　　石巻市開北／ゆき</p>
<p><span>【評】</span>春先の強風に後ろから押され、体が持ち上げられるような感覚を得た。「動力と浮力」が面白い。体内に新たなエンジンを装填（そうてん）したようにも読める。</p>
<hr />
<p>畦塗や農夫の気迫見るごとし　　　石巻市広渕／鹿野勝幸</p>
<p>美味しさを息まるくして蜆汁　　　石巻市丸井戸／水上孝子</p>
<p>雑木山膨らんでくる鳥の恋　　　石巻市桃生町／西條弘子</p>
<p>弱虫と見せかけて舞う蝶の昼　　　石巻市桃生町／佐藤俊幸</p>
<p>しつとりと垂れる桜や地の息吹　　　東松島市あおい／大江和子</p>
<p>海よりの風と遊べる桜かな　　　石巻市蛇田／石の森市朗</p>
<p>駅からはそれぞれ家路夕桜　　　松島町磯崎／佐々木清司</p>
<p>桜開花老いの目玉も細くなり　　　石巻市駅前北通り／津田調作</p>
<p>浜若布平和な海が吹きこぼれ　　　多賀城市八幡／佐藤久嘉</p>
<p>震災忌両手そろへてたたむ記事　　　石巻市流留／大槻洋子</p>
<p>肌寒し祈る日部屋に黙しゐる　　　石巻市駅前北通り／小野正雄</p>
<p>鯉跳ねて川に春の輪十重二十重　　　東松島市矢本／田舎里美</p>
<p>竜天に登る姿を誰も見ず　　　石巻市向陽町／大渡清</p>
<p>朝もやに覆はれ進む蜆船　　　石巻市桃生町／西條和江</p>
<p>夕霞山のあくびは広がりて　　　石巻市流留／和泉すみ子</p>
<p>鍬洗うつましき暮し春夕べ　　　石巻市元倉／小山英智</p>
<p>しゃぼんだまピアノと旅すポロロンロ　　　石巻市渡波町／小林照子</p>
<p>少年のフォロースルーや風光る　　　石巻市小船越／堀込光子</p>
<p>梅一枝手折ることさえ憚られ　　　東松島市赤井／志田正次</p>
<p>キャンパスの赤い自転車花の雨　　　東松島市野蒜ケ丘／山崎清美</p>
<p>星取表推しの力士は春荒れて　　　石巻市湊／斎田流雲</p>
<p>春雨や法話を聞きにバスに乗る　　　石巻市のぞみ野／阿部佐代子</p>
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    <title>川柳（４/26掲載）</title>
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    <published>2026-04-26T03:00:01Z</published>
    <updated>2026-04-26T03:00:04Z</updated>

    <summary>【水戸 一志　選】 子供には聞かせられないトランプ語　　　石巻市蛇田／喜寿郎 【...</summary>
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        <name>SanrikuKahoku</name>
        
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        <![CDATA[<p><span>【水戸 一志　選】</span></p>
<hr />
<p>子供には聞かせられないトランプ語　　　石巻市蛇田／喜寿郎</p>
<p>【評】停戦交渉の裏で「地獄へ行け」と平気で書き込むオッサンがアメリカ大統領とは、とても子供に説明できない。相次ぐ露骨な差別用語を真似されたら大変だ。トランプの風刺川柳は延々と届くが、子供に悪影響という角度は初見であり、ドキリとする。</p>
<hr />
<p>闘いの季節近づく人と熊　　　石巻市向陽町／大渡清</p>
<p>自転車にうかつに乗れぬ世の中に　　　東松島市赤井／及川美代子</p>
<p>朝夕の犬の快便うらやまし　　　石巻市真野／麻糸</p>
<p>新緑の竹林歩きパンダ顔　　　石巻市清水町／日陰のわらび</p>
<p>はがき代で消える年金投稿魔　　　石巻市向陽町／すみれ</p>
<p>テヘランへペットボトルで富士の水　　　石巻市鹿又／門間恵右</p>
<p>政府より早めの行動私やる　　　石巻市向陽町／佐藤功</p>
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    <title>短歌（４/19掲載）</title>
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    <published>2026-04-19T03:00:02Z</published>
    <updated>2026-04-19T03:00:03Z</updated>

    <summary>【斉藤 梢　選】 かくまでに己さらして短歌もてココロの破片満月（つき）に差し出す...</summary>
    <author>
        <name>SanrikuKahoku</name>
        
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        <![CDATA[<p><span>【斉藤 梢　選】</span></p>
<hr />
<p>かくまでに己さらして短歌もてココロの破片満月（つき）に差し出す　　　石巻市開北／ゆき<br /><span></span></p>
<p><span>【評】</span>満月の夜。作者は心情をあからさまに、偽りもなく詠む。「ココロの破片」は、時として人には見せられないけれども、月にならありのままに「差し出す」ことができるという、一つの告白。「月に願いを」「月に思いを託す」と詠む作品も多いが「月に差し出す」としたことで、この作品がとても切実なことを示していることが伝わってくる。「破片」が心にあるゆえの痛みを言葉にすることは晒すこと。しかし、己を晒すことには、覚悟が要る。鋭い心象歌。</p>
<hr />
<p>さくら咲き出合い別れの節来たる慣れぬものなり別れ幾たび　　　東松島市矢本／川崎淑子<br /><span></span></p>
<p><span>【評】</span>「節来たる」という表現が優れている。桜が咲くと∧春∨を実感するのは日本人特有の古くからの四季感。咲く桜と散る桜にある喜びと無情。今年の桜は、あっと言う間に咲き、そして、名残を惜しむ間もなく散ったように思える。この作品の「出合い別れ」は、人と人の出会い別れを言い、さらに「さくら」との出合い別れをも「慣れぬものなり」として表現していると思う。感慨に言葉を与えて共感できる一首。</p>
<hr />
<p>なんでなの畳の上で転ぶとは許せぬ自分もう卒寿でも　　　石巻市羽黒町／松村千枝子<br /><span></span></p>
<p><span>【評】</span>自分自身に向けての疑問と怒りの「なんでなの」だろう。「もう卒寿でも」と思っていても、転んだことは大変なショックで許せない。このような時∧短歌さん∨は唯一無二の話し相手になる。</p>
<hr />
<p>朝日浴び種蒔きながら初音聞く梅香漂う畑に屈んで　　　女川町浦宿浜／阿部光栄<br /><span></span></p>
<p><span>【評】</span>春を迎えるよろこびが作品に満ちている。梅の香の漂う畑で初音を聞きつつ、命の種を蒔く。「畑に屈んで」の行為の表現で作者の姿が見えるようだ。</p>
<hr />
<p>懐かしい昔の友から電話あり免許返納、杖も買ったと　　　東松島市矢本／畑中勝治</p>
<p>十五年心はあの日と同じまま津波があばれ親子をさらう　　　石巻市中里／のの花</p>
<p>小春日にミミズグズグズ蛇行する叱咤激励お互いの意気　　　石巻市桃生町／佐藤俊幸</p>
<p>ねこやなぎ朝日にひかる通学路黄色の帽子がふと立ちどまる　　　石巻市流留／大槻洋子</p>
<p>ウグイスの鳴くを待つ間の一休み団地の梅に春の兆しよ　　　石巻市二子／小松道男</p>
<p>卒業の季節になると口遊む友と歌いし「三月九日」　　　東松島市赤井／志田正次</p>
<p>隣家より干してる布団叩く音春の陽温く心も温し　　　石巻市不動町／新沼勝夫</p>
<p>久々に次とまりますのボタン押す無人になったバスを見送る　　　石巻市二子／北條孝子</p>
<p>ボツなれど今日の締めとしペンをとる夜烏の鳴きて淋しさつのる　　　石巻市桃生町／千葉小夜子</p>
<p>ＳＯＳわが人生のサインなりゆがみし心ゆがみしからだ　　　東松島市野蒜ケ丘／山崎清美</p>
<p>花日和カートに乗った園児たち和む思いに手を振り返す　　　東松島市赤井／茄子川保弘</p>
<p>庭隅でまた会えたねと声したよう振り向き見れば水仙の笑顔　　　石巻市鹿又／門間典彦</p>
<p>おだやかな春分の日の青い空仏壇に手を多いひとりごと　　　石巻市西山町／藤田笑子</p>
<p>話し中涙ぐまれてたじろげばゴメンナサイね花粉症なのと　　　東松島市赤井／佐々木スヅ子</p>
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    <title>川柳（４/19掲載）</title>
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    <published>2026-04-19T03:00:01Z</published>
    <updated>2026-04-19T03:00:03Z</updated>

    <summary>【水戸 一志　選】 定年や一足の靴磨き切り　　　石巻市二子／小松道男 【評】一足...</summary>
    <author>
        <name>SanrikuKahoku</name>
        
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        <category term="川柳" scheme="https://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
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        <![CDATA[<p><span>【水戸 一志　選】</span></p>
<hr />
<p>定年や一足の靴磨き切り　　　石巻市二子／小松道男</p>
<p>【評】一足の靴を磨きながら、ぶれずに定年までたどり着いた。無事これ名馬の格言が浮かぶ。競走馬の世界で言われることだが、こつこつと働き無事定年した人の自負、人生訓としても通じる。たとえ１０年、２０年過ぎようが、誇りを忘れぬ靴はピカピカ光る。</p>
<hr />
<p>幸先良い白星スタートイーグルス　　　石巻市大街道東／岩出幹夫</p>
<p>春つげるメカブたたいて進む食　　　石巻市雄勝町／佐藤美千代</p>
<p>新聞は日本の景色見えてくる　　　石巻市桃生町／佐々木カヨ子</p>
<p>恐怖だな列島襲う再値上げ　　　石巻市門脇／中沢定子</p>
<p>紛争で先行き見えずまとめ買い　　　東松島市小野／櫻井光樹</p>
<p>車やめ自転車のれば青切符　　　石巻市開北／安住和利</p>
<p>かぶる傘弱くなるのも気掛かりだ　　　石巻市蛇田／菅野勇</p>
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    <title>俳句（４/12掲載）</title>
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    <published>2026-04-12T03:00:02Z</published>
    <updated>2026-04-12T03:00:03Z</updated>

    <summary>【石母田 星人 選】 風抜けて椿一輪渦に消ゆ　　　石巻市元倉／小山英智 【評】上...</summary>
    <author>
        <name>SanrikuKahoku</name>
        
    </author>
    
        <category term="俳句" scheme="https://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://www.kahoku.co.jp/ishinomaki/">
        <![CDATA[<p><span>【石母田 星人 選】</span></p>
<hr />
<p>風抜けて椿一輪渦に消ゆ　　　石巻市元倉／小山英智</p>
<p><span>【評】</span>上流のどこに咲いていたのだろう。椿の花が風の間を縫って流れてきた。花びらを散らさずに一花丸ごと落ちる椿。あたかも水面に咲いているようだ。臨場感あふれるこの句の眼目は「消ゆ」。真紅の姿を水中に消すことで、椿のあでやかさを強調している。</p>
<hr />
<p>こも外れシュロの木深く息を吐く　　　石巻市流留／和泉すみ子</p>
<p><span>【評】</span>こもを外したシュロの木の解放感とともに、春を迎えて安堵する作者の内面も示されている。</p>
<hr />
<p>とりどりに心もち寄る彼岸参　　　石巻市丸井戸／水上孝子</p>
<p><span>【評】</span>先祖を供養する彼岸の墓参り。家族や親族がさまざまな思いで集う。「心もち寄る」が優しい。</p>
<hr />
<p>戦乱の地球に梅のひらきたる　　　石巻市蛇田／石の森市朗</p>
<p>手応へのなき重さなり蓬籠　　　石巻市桃生町／西條弘子</p>
<p>菜の花や光の皿に盛るパスタ　　　松島町磯崎／佐々木清司</p>
<p>ふりむけば光ばかりや春の霜　　　石巻市流留／大槻洋子</p>
<p>いち早きものの芽を愛で畑仕事　　　石巻市小船越／堀込光子</p>
<p>峠道見返る里に春しぐれ　　　石巻市向陽町／大渡清</p>
<p>乾く樹や息の嵩増す春の雪　　　東松島市矢本／田舎里美</p>
<p>言霊に押されし背中震災忌　　　石巻市湊／斎田流雲</p>
<p>部員漕ぐボートや暫し花見舟　　　石巻市新館／高橋豊</p>
<p>石積みの細流しぶき春謳う　　　石巻市開北／ゆき</p>
<p>春ひとり居合の稽古月光る　　　石巻市門脇／佐々木一夫</p>
<p>春深し石の地蔵も背伸する　　　石巻市小船越／芳賀正利</p>
<p>ＡＩのさくさく開く目借時　　　石巻市中里／川下光子</p>
<p>春耕の米寿の息やすぐ荒れて　　　石巻市広渕／鹿野勝幸</p>
<p>春風や市場に響く競りの声　　　石巻市二子／小松道男</p>
<p>イサダ漁若き日の海郷の浜　　　石巻市駅前北通り／津田調作</p>
<p>春疾風せめて口紅つけて出る　　　石巻市渡波町／小林照子</p>
<p>病み上がり重湯の味や春隣　　　東松島市赤井／志田正次</p>
<p>指図する知ったかぶりの春祭　　　石巻市桃生町／佐藤俊幸</p>
<p>大般若僧侶転読パラパラと　　　石巻市桃生町／西條和江</p>
<p>乙女らの袴はにかむ卒業生　　　東松島市あおい／木皿ゆきこ</p>
<p>春待てど慰霊の石碑に綿帽子　　　石巻市水押／小山信吾</p>
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    <title>川柳（４/12掲載）</title>
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    <published>2026-04-12T03:00:01Z</published>
    <updated>2026-04-12T03:00:03Z</updated>

    <summary>【水戸 一志　選】 物価高ついに上着に継ぎをする　　　石巻市湊／小野寺徳寿 【評...</summary>
    <author>
        <name>SanrikuKahoku</name>
        
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        <category term="川柳" scheme="https://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
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        <![CDATA[<p><span>【水戸 一志　選】</span></p>
<hr />
<p>物価高ついに上着に継ぎをする　　　石巻市湊／小野寺徳寿</p>
<p>【評】継（つ）ぎ接（は）ぎ。とんとお目にかからない死語のようなものだが、昨今の超物価高で目を覚ましたらしい。穴のあいた上着に継ぎを当て、「この現実を見よ」と、開き直ってみたい。妄想を借りた作者の思いには、過剰な消費社会への警鐘もあるのだろう。</p>
<hr />
<p>奈良のシカ大阪移住様子見に　　　石巻市渡波／阿部芳明</p>
<p>花咲けば熊も出番と顔を出し　　　石巻市水押／小山信吾</p>
<p>正月のお餅ようやく食べつくす　　　石巻市西山町／藤田笑子</p>
<p>令和八あら八回目年女　　　石巻市桃生町／若山千賀子</p>
<p>穏やかな春漁迎え燃料（あぶら）無し　　　石巻市水押／阿部磨</p>
<p>挽きたてのコーヒー香る午後が好き　　　女川町旭が丘／阿部紀美子</p>
<p>出番です野菜日記が呼んでいる　　　石巻市向陽町／佐藤功</p>
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    <title>コラム： 春は桜と共に</title>
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    <published>2026-04-09T03:00:01Z</published>
    <updated>2026-04-11T06:05:58Z</updated>

    <summary>　春は桜と共にやってくる...。そう言っても過言ではなく、各地からの便りは桜そし...</summary>
    <author>
        <name>SanrikuKahoku</name>
        
    </author>
    
        <category term="いんぐりっしゅ喫茶室" scheme="https://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://www.kahoku.co.jp/ishinomaki/">
        <![CDATA[<p>　春は桜と共にやってくる...。そう言っても過言ではなく、各地からの便りは桜そして桜。</p>
<p>　「桜前線」という言葉も生まれました。「梅雨前線」は現実的ですが、「桜前線」は酔狂な言葉です。</p>
<p>　以前、日本でも入学を秋にしようという機運が高まりましたが、消えてしまいました。満開の桜の木の下での入学というロマンチックな風情が忘れられなかったのだと思います。</p>
<p>　それほど日本人にとって桜は大切なものなのでしょう。「同期の桜」を「同期の梅」としては台無しです。「貴様と俺とは同期の桜...」と歌うことで、この歌の真髄が出てくるのでしょう。</p>
<p>　アメリカ。ワシントンのポトマック川に日本から寄贈された桜並木があります。ワシントンは西海岸のワシントン州と重複を避けるためワシントンＤ．Ｃ．のワシントンを取って「Ｄ．Ｃ．」と呼ばれています。Ｄ．Ｃ．は District of Columbia の略です。</p>
<p>　私がワシントンを訪れた際に見た、米国の川沿いに咲く桜の景色にはやや抵抗がありましたが、水辺に桜というのも風情があるなと見ほれた次第です。</p>
<p>　桜前線の北上に伴って石巻地方も桜が見頃となりました。日和山が最も映える時期です。子供の頃、桜の下で弁当を食べた記憶がよみがえってくる今日この頃です。</p>
<p style="text-align: right;"><span>大津幸一さん（大津イングリッシュ・スタジオ主宰）</span></p>
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