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とうほくドローンeye/冬を告げる気嵐(気仙沼)

 満天の星が光を弱めるにつれ、気仙沼湾から霧が湧き上がる。
20日早朝、大島に向かう朝一番のフェリーを追いかけるように、霧は南へ流れて行った。  「今朝はめっきり冷え込んだのに、海水は温かかった」と気仙沼漁協魚市場部の熊谷浩幸部長(56)が話す。
 海と陸と極端な温度差が「気嵐」(蒸気霧)を生む。「気嵐に出合うと、これでやっと気仙沼に戻ったと安心する漁師もいるよ」(熊谷さん)  
 入り江が深く、波が穏やかな気仙沼湾の地形は気嵐の発生に好都合。唐桑半島の陰から太陽がのぞき、辺りがオレンジ色に染まると気嵐は勢いを増した。
 上空から眺めると、霧というより雲。もくもくと高く舞い上がったが、それも日の出からわずかな時間だけ。沖合へ向かいながら薄れ、やがて消えた。
(写真部・佐々木浩明、庄子徳通)   

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2018年11月21日

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