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とうほくドローンeye/鴇波洗堰のサケ漁(登米市)

 堰が吐き出す激流に逆らって、サケの魚影が迫って来る。真上で待ち構える漁師の手には7メートルもの長さのタモ。狙いを定めて川面をすくい上げると、タモの中でサケが暴れていた。
 新旧北上川の分岐点に鴇波洗堰(ときなみあらいぜき)が造られたのは1932年だった。ちょうどその年に生まれた北上川漁協の漁師武山辰雄さん(85)=登米市=は今も現役。
 「ここのサケは日本で一番元気。(岩手県まで)200キロ以上も川をさかのぼるんだから」と、長大なタモを自在に操る。
 漁協は東日本大震災後、サケの放流が難しくなった宮城県内の被災地に受精卵を提供してきた。
 「今シーズンも、採卵数の約3分の1は石巻市や南三陸町などの被災地に回されます」と漁協の職員。タモを持つ漁師の手にも力がこもる。

(写真部・佐々木浩明、佐藤琢磨)

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2018年11月4日

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