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とうほくドローンeye/再生に向かう松島(宮城・松島湾)

 もはや命の尽きた松の木が、松島湾に浮かぶ馬放島(まはなしじま)の岬に伸びる。遠くには枯れた松が切られた鐘島がかすんでいる。
 松食い虫に侵されていた松島に8年前、大津波が追い打ちをかける。被災後しばらく、ヘリコプターによる薬剤散布も難しくなり、被害が広がった。
 まるで自らを犠牲にして津波を弱め、陸地を守ったかのような松の島々はまだ再生のさなか。「松くい虫のいなくなった枯れ木を伐採し、抵抗力の強い品種の松に植え替えています」と宮城県森林整備課の担当者が話す。
 松島湾に沿う七ケ浜町に生まれ育った赤間次男さん(76)は、島々での大工仕事をなりわいにしてきた。今も時々、釣り船を出す。
 「昔のような景色をまた見てみたい。何年かかるか分かんないけど」。青い海原を遮る松の鮮やかな緑が目に浮かんでくる。
(写真部・庄子徳通、佐藤琢磨)

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2019年1月28日

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