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とうほくドローンeye/蔵王・仙人沢の氷瀑に挑む(アイスクライミング)/上山市

 氷壁に突き刺すピッケルの音だけが、氷の世界に響く。ピッケルで砕かれたつららが時折、雪の上にどさっと落ちる。
 蔵王坊平高原(上山市)にある仙人沢の標高約1400メートルの地点に、昼でも日が差さない広大なくぼ地がある。そこに高さ30メートル、幅10メートルの大氷柱がそびえる。
 滝が凍ってできたかのようにも思えるが、元々滝はないという。寒くなると、くぼ地に落ちる水が少しずつ凍っていき、厳冬期には巨大なシャンデリアのように成長する。

 東根市の会社員で、K2(8611メートル)に登ったこともある登山家の飯沢政人さん(33)がくぼ地に降り立った。頑丈そうな氷の柱を見定めてから、よじ登り始める。  30分ほどで氷柱のてっぺんにたどり着いた。「達成感と絶景がご褒美です」と飯沢さん。青白い光を発する氷の柱が、眼下のくぼ地を取り囲んでいた。
(写真部・庄子徳通、佐藤将史)

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2019年2月26日

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