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とうほくドローンeye「四季散策編」/尾瀬 湿原の草紅葉

 朝早く湿原のどこからか、リコーダーの音が聞こえてくる。山小屋で働く人が奏でる、映画『もののけ姫』のテーマ曲だった。
 人里離れた高層湿原、尾瀬ではもう木々が色づき始めている。湿原を覆う草花は一足早く衣替え。柔らかな日差しを浴びて黄金色の光を放つ。
 今が旬の草紅葉を楽しもうと、相模原市に住む会社員江川以久代さん(56)が友人と2人で訪れていた。「池(ち)塘(とう)に浮かぶヒツジ草もちょうど色付き、本当に絵のような景色です」  沼尻平の湿原を空から見渡すと、池塘が自由気ままな形を描いている。風がやんで水面(みなも)が鏡のように静まると、池塘は底までくっきり透き通り、ヒツジ草のピンクを際立たせる。
 夏がすぎ、はかない秋になっても、尾瀬は鮮やかに思い出を残す。尾瀬沼ビジターセンターによると、今月末にはもう冬の装いになるという。
(写真部・庄子徳通、小林一成)

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2019年10月4日

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