東日本大震災9年特集

被災地の3288日

2011年3月11日午後2時46分、東日本大震災が発生しました。
巨大地震とその後の大津波で宮城の9543人、岩手の4675人、福島の1614人、全国では1万5899人が命を落としました。いまだに2529人の行方が分かりません。
未曽有の大災害は命だけでなく、住まい、学び、仕事など多くの人の生活の基盤を奪いました。

2020年3月11日、あの日から3288日になります。

アンケート 3月11日の過ごし方

「3.11」を特別な思いで迎える人は少なくありません。
あなたにとってどんな一日ですか? 今年はどう過ごしますか?
SNSで聞きました(回答の一部を抜粋して紹介します)

11日の河北新報紙面にアンケート「3月11日の過ごし方」の詳報を掲載しています。ぜひご覧ください。

小学校に勤務しています。当時の様子を話しています。私は中学校の卒業式の日でした。 友達の親が亡くなってしまったこと、電気や水が1ヶ月近く使えなかったこと、 当たり前が当たり前じゃないことに気づいたことを話します 。 命の大切さを伝えたいと思っています。
(仙台市若林区・教員・24歳・男性)

とにかくあの日のことを思い出し、誰かと話すようにしています。忘れないこと、伝えること、備えることが大事だと思い返す一日になるように。
(熊本市南区・会社員・46歳・男性)

あの日の夜はほぼ全ての電灯が消えて,普段見えなかった星々が満天に輝いていました。夫婦二人で日を忘れず,あの日と同じように,夜は家族でささやかに食卓を囲み,夫婦二人で夜の満天の星を見ます。
(仙台市青葉区・特別職・60歳・男性)

空を見上げるようにしています。下ばかり向いて生きていけない。私はこの日を境に障害者となりました。後悔などではなく、またあの日に帰りたいとも思わず、前を向いて空を見上げます。
(東京都新宿区・無職・44歳・男性)

語り部をしております。3月11日はどこにも行かず、津波で息子を亡くしてますのでお墓参りをして家にいます。必ず息子の同級生や学校の担任だった先生が毎年お線香をあげに来ていただくので、ひっそりと家にいます。ただ2時46分の黙とうはできません。まだその時間、息子は生きていたので(メールのやりとりをしてました)。
(石巻市・主婦・61歳・女性)

小学生の子供に必ず当時の話をします。10カ月だった長男を抱え、「もうダメかも。ごめんね」と揺れがおさまるのを待った事。津波から逃げたこと。隣の地区の全てが消えたこと。沢山の人に助けてもらったこと。近くの葬儀場の故人名が毎日変わっていたこと。民間の飛行機が運航再開した時の感動。成長とともに、毎年子供達の受け止め方も変わるのかもと思いながら、語っています。そして、手を合わせます。
(横浜市=震災当時は宮城県名取市・パート・43歳・女性)

震災の起きた時間に黙とうを捧げ、早く祖母が見つかりますようにと祈りますが、涙が出ない時はありません。実家の近くに居ればお墓参りをするのですが、嫁いでなかなか実家に帰れないので泣く事しかできないですね。
(宮城郡・専業主婦・32歳・女性)

震災時は亘理町に住んでいました。実家が夫婦共に山元町だったので、たくさんの親戚や友人を亡くしました。福岡へ引っ越し被災地から離れましたが、熊本の地震や広島の土石流などの災害では避難の重要性を東日本大震災の犠牲から学べておらず、自分が伝えていれば救えた命もあったのでは?と強く感じるようになりました。縁があって高校生や大学生の前で体験談を話す機会があり、講演を重ねています。
(福岡県福津市・自営業・52歳・男性)

仙台で震災に遭いました。震災の映像は今見ても涙が出てきます。2年後に札幌に引っ越してからは周囲の人たちにとって3.11の14:46は普通の時間。毎年、トイレや空いている部屋などで一人黙とうしていました。現在は家で仕事をしているので今年は誰に遠慮することなく、亡くなった親族や知人に思いをはせ、ゆっくりと黙とうしたいと思います。
(北海道岩見沢市・webライター・54歳・女性)

東日本大震災の津波により多くの犠牲者が出ました。企業、学校、一般の方々も津波の知識があれば多くの身体生命は守れました。反省から学んだことを教訓として、防災意識を備え大切な命を守る活動と、いのちを考える活動を行っています。女川町、息子の最期の場での伝承活動と午後2時46分に合わせた追悼を行い、来ていただいた方々と祈りを捧げます。
(大崎市・会社員・59歳・男性)

聖火が巡る 被災地のあの日と今

東京五輪聖火リレーは6月20~22日、宮城県内15市町の計19区間を巡る。
ランナーが走る沿道は震災直後とどう変わったのか。4区画をピックアップし、2枚の写真にリレーコースを重ねた。

20日 気仙沼市 市営鹿折南住宅~市魚市場

20日 石巻市 JR石巻駅~市かわまち交流センター

21日 東松島市 JR東名駅~野蒜駅 (仙石線で東矢本駅へ)

22日 名取市 閖上小中~ゆりあげ港朝市

9年の歩み 復興に向かう被災地

がれきが山積みとなっていた被災地は道が整備され、新たな街ができた。
復興に向かうスピードはそれぞれ。壊滅的な被害を受けた4地域の震災前からこれまでの歩みを一枚の映像にした。

福島県大熊町 福島第一原発

石巻市 南浜町

宮城県亘理町荒浜 鳥の海

陸前高田市 中心市街地