東日本大震災10年

2011年3月11日、東日本大震災が発生。巨大津波と東京電力福島第1原発事故という未曽有の複合災害は、関連死を含めて全国で約1万9600人の命を奪い、2528人の行方が分かっていない。暮らしと営みが無慈悲に奪われたあの日から10年を迎える。

東日本大震災死者数(行方不明者数)
宮城県9,544人(1,213人)
岩手県4,675人(1,111人)
福島県1,614人(196人)
全国15,900人(2,524人)

警視庁などまとめ 2021年10月18日現在

特集一覧

震災10年 あしたを語る

震災10年 あしたを語る

未曽有の大災害から私たちが目指した「復興」とは何だったのか。政府が定めた節目の10年に向けて考える。

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地震の記録特集

地震の記録特集

東日本大震災などの節目に紙面に掲載された特集面を紹介します。

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復興再興

復興再興

未曽有の大災害から私たちが目指した「復興」とは何だったのか。政府が定めた節目の10年に向けて考える。

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あの日から

あの日から

東日本大震災を経験した一人一人に、それぞれの震災があり、災後の歩みがある。あの日からの軌跡をたどる。

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復興の歩み

復興の歩み

東日本大震災から一歩ずつ復興してきた岩手、宮城、福島3県の被災自治体を毎月、定点撮影で紹介します。

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掲載記事

井戸敏三さん
「震災10年 あしたを語る」 兵庫県知事 井戸敏三さん 現地入り即断、ノウハウ助言

東日本大震災の地震で兵庫県内は最大震度3を観測し、最大30センチの津波が到達した。1週間後、ボランティア先遣隊のバスに乗り込み、宮城県入りした

2021年7月26日
神谷未穂さん
「震災10年 あしたを語る」 仙台フィル・コンサートマスター 神谷未穂さん 心癒やす音楽届け続けたい

仙台フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターに就任して半年後、東日本大震災に遭った。「バンッ」と舞台上の譜面台が一斉に倒れ、頭上のシャンデリアが大きく揺れた。

2021年7月26日
高野己保さん
「震災10年 あしたを語る」 高野病院(福島・広野)理事長 高野己保さん 困難に屈せず地域医療守る

東京電力福島第1原発の南約22キロ。福島県広野町の高野病院は原発のある双葉郡で唯一、事故後も避難せず入院機能を守った

2021年7月26日
内館牧子さん
「震災10年 あしたを語る」 脚本家 内館牧子さん 死者との交歓、生者に安らぎ

2019年、東北放送が制作したテレビドラマ「小さな神たちの祭り」で脚本を手掛けた。東日本大震災の津波で家族全員行方不明になった主人公が、死者の世界に触れる物語。

2021年7月26日
森田良平さん
「震災10年 あしたを語る」 気仙沼・大島医院医師 森田良平さん 被災の故郷で治す医療貫く

千葉県の病院で勤務中、東日本大震災が起きた。揺れが大きく、電気やエレベーターが止まり、院内はパニックだった。

2021年7月26日
秋田典子さん
「震災10年 あしたを語る」 千葉大院教授 秋田典子さん ガーデン整備、被災地に潤い

東日本大震災の被災地で、千葉大園芸学部の学生が2011年夏から展開する支援活動の責任者を務める

2021年7月26日
佐藤勇さん
「震災10年 あしたを語る」 元栗原市長 佐藤勇さん 海外医師団の派遣仲介に力

栗原市長として宮城県南三陸町へのイスラエル医師団の派遣を実現させた。2011年3月20日、駐日イスラエル大使から南三陸町への同国医師団派遣の可否を間接的に打診された。

2021年7月26日
藤原菜穂華さん
「震災10年 あしたを語る」 釜石東中2年 藤原菜穂華さん 語り部を続け住む街誇りに

東日本大震災の教訓を伝える語り部活動を小学生から続ける。震災でたくさんの人に助けられた。人のために何かをしたいと活動を始めた。

2021年7月26日
平田オリザさん
「震災10年 あしたを語る」 劇作家 平田オリザさん 自立とは何か 今こそ賢治の思想を

東日本大震災直前にフランスで宮沢賢治「銀河鉄道の夜」の子ども向け舞台を制作した。震災発生時はフランスで巡回公演が行われている最中だった

2021年7月26日
藻谷浩介さん
「震災10年 あしたを語る」 日本総合研究所主席研究員 藻谷浩介さん 国難に負けぬ人材育成期待

2011年春、政府の東日本大震災復興構想会議の検討部会専門委員と宮城県震災復興会議の委員を務めた

2021年7月26日
瀬戸内寂聴さん
「震災10年 あしたを語る」 僧侶・作家 瀬戸内寂聴さん 利他の心持つ温かな日本に

東日本大震災はテレビのニュースで知り、3カ月後に、宮古市や野田村など岩手県沿岸部の被災地を訪れた

2021年7月26日
大石卓さん
「震災10年 あしたを語る」 横手市増田まんが美術館長 大石卓さん 津波の猛威を内陸でも伝承

宮城県石巻市の石巻魚市場近くの食堂で遅い昼食を食べ終えたところで、東日本大震災に襲われた。石ノ森萬画館との打ち合わせで石巻にいた。

2021年6月13日
杉尾宗紀さん
「震災10年 あしたを語る」 NHK仙台放送局アナウンサー 杉尾宗紀さん 命を守る情報、ラジオで発信

東日本大震災の発生当日は、夕方から泊まり勤務の予定だった。仙台市内の自宅マンション4階にいて、激しい揺れで床にはいつくばった。

2021年6月13日
井上昭義さん
「震災10年 あしたを語る」 第2管区海上保安本部職員 井上昭義さん 新工法採用し灯台早期復旧

第2管区海上保安本部(宮城県塩釜市)に入庁して約30年間。ほとんどの期間、灯台など航路標識の整備や管理に携わってきた。東日本大震災後は被災した標識の復旧に取り組んだ。

2021年6月13日
渡辺晋さん
「震災10年 あしたを語る」 元サッカーJ1仙台監督 渡辺晋さん 被災地忘れず勝利を目指す

サッカーJ1仙台のコーチを務めていた当時、仙台市のクラブハウスで東日本大震災に遭った。手倉森誠監督(青森県五戸町出身)が、不安な様子を隠せない選手たちに「被災地の希望の光になろう」と呼び掛けた。

2021年6月13日
間瀬慶蔵さん
「震災10年 あしたを語る」 尾半ホールディングス社長 間瀬慶蔵さん 地場産品に力、山田町を発信

東日本大震災の津波で尾半グループ(岩手県山田町)は二つのスーパーとガソリンスタンドなど全ての事業所を失う。テントで営業を再開したのは4日後の3月15日だった。

2021年6月13日
小野瞳さん
「震災10年 あしたを語る」 マイナビ仙台元選手 小野瞳さん 休部から再開、感謝胸に全力

サッカー女子なでしこリーグ、マイナビベガルタ仙台レディースで昨年まで9季プレーし、現役引退した小野瞳さんは、東日本大震災で味わった絶望と希望を胸に刻む。

2021年6月13日
根本暁生さん
「震災10年 あしたを語る」 認定NPO法人「冒険あそび場―せんだい・みやぎネットワーク」理事 根本暁生さん 子ども癒やす身近な場必要

東日本大震災の発生時は指定管理する仙台市海岸公園冒険広場(若林区)で大きな揺れを感じた。入り口に近い管理棟にいた。すぐに建物外に出たが、立っていられなかった。

2021年6月13日
里村明衣子さん
「震災10年 あしたを語る」 女子プロレスラー 里村明衣子さん 団体の存続へ、絶対諦めない

仙台を拠点とする女子プロレス団体、センダイガールズプロレスリング(仙女)の代表。今年、旗揚げ15周年を迎える。旗揚げから5年目で東日本大震災を経験した。

2021年6月13日
坂野文俊さん
「震災10年 あしたを語る」 普門寺住職 坂野文俊さん 復興追い求め、地域の拠点に

東日本大震災で海から約500メートルの宮城県山元町花釜地区の普門寺は津波に襲われ、屋根と柱を残して全壊。家々が流失し、地域は甚大な被害を受けた

2021年6月13日
川島秀一さん
「震災10年 あしたを語る」日本民俗学会会長 川島秀一さん 漁業者の互助、復興の足場に

東日本大震災時、気仙沼市のリアス・アーク美術館副館長だった。発生から1週間ほどして、記録のためにがれきで埋め尽くされた被災地を歩き始めた

2021年4月25日
タイでプレーする大久保選手
「震災10年 あしたを語る」プロサッカー選手 大久保剛志さん タイと東北の懸け橋役担う

宮城県岩沼市出身で、サッカーJ1仙台でもプレーした。2014年からはタイのプロリーグで活躍。東日本大震災の復興支援として、被災地の子どもたちを対象としたサッカー教室も続ける

2021年4月24日
井口経明さん
「震災10年 あしたを語る」前岩沼市長 井口経明さん 避難も移転も集落単位貫く

岩沼市は東日本大震災後、「復興のトップランナー」と称された。被災者が一日も早く次のステップに踏み出したいと思うのは当たり前。震災直後から復興のトップランナーを目指すべきだと考え、スピード感とコスト意識にこだわった。

2021年4月23日
斉藤登さん
「震災10年 あしたを語る」二本松農園社長 斉藤登さん 福島県産食材、販路を広げる

東京電力福島第1原発事故による風評被害との闘いが続いている。コメやキュウリなどを生産する家業を継いで1年がたち、仙台圏から観光客を呼び込む農業ツーリズムに取り組もうとした矢先、東日本大震災と原発事故が起きた。

2021年4月22日
岩田華怜さん
「震災10年 あしたを語る」俳優 岩田華怜さん てんでんこの大切さ次代に

東日本大震災の発生時は仙台市内の小学6年生だった。AKB48の最終オーディションが2日後に迫っていた

2021年4月21日
佐藤亮輔さん
「震災10年 あしたを語る」前気仙沼漁協組合長 佐藤亮輔さん 魚市場再開へ 団結力を発揮

気仙沼市魚市場は東日本大震災の津波で被災し、地域の基幹産業である水産業の基盤が失われた

2021年4月20日
清野智さん
「震災10年 あしたを語る」元JR東日本社長 清野智さん 地域の足守る 使命を再認識

東日本大震災から10年。復興をリードした組織トップ、夢と元気を届けるアイドルやサッカー選手、東京電力福島第1原発後の風評被害と闘う農家、建造物中心の復興に異議を唱える民俗学者は、それぞれの立場で何ができるか考えた。

2021年4月19日
診療看護師の黒沢さん
【焦点】診療看護師、地域医療の切り札に 医師の指示待たず点滴、床ずれ処置

医師不足が深刻な東日本大震災の被災地などの課題解決に向け、仙台市の東北医科薬科大病院が、高度な医療技術を身に付けた「診療看護師(NP)」の派遣事業に力を入れている。

2021年4月23日
名称変更で「復興」の文字が消えた仙台市の防災環境都市推進室
【焦点】消えゆく「復興」部署 沿岸自治体、他業務に軸足移す

東日本大震災の津波で被災した岩手、宮城両県の沿岸27自治体の2021年度体制で、課や部の名称に「復興」の文字を残して関連業務を継続するのは7市町(25.9%)となり、20年度の15市町から半減した。

2021年4月21日
大山健太郎さん
「震災10年 あしたを語る」アイリスオーヤマ会長 大山健太郎さん 今こそ物資を 工場復旧即決

東日本大震災発生時は千葉市での大規模展示会に出席していた。ものすごい横揺れだった。2日前にも大きな地震があり「震源は宮城県沖だ」と直感した。

2021年3月18日
岡本全勝さん
「震災10年 あしたを語る」元復興庁事務次官 岡本全勝さん エース級集結、自腹で現地に

東日本大震災の発生から1週間後、被災者支援の事務方トップに就いた。2011年3月11日当時は自治大学校の校長だった。

2021年3月18日
海輪誠さん
「震災10年 あしたを語る」東北電力会長 海輪誠さん 安定供給維持、最低限の使命

社長就任から8カ月で東日本大震災に直面した。私にとっても、会社にとっても、全く経験のないレベルの災害だった。

2021年3月18日
枝野幸男さん
「震災10年 あしたを語る」元内閣官房長官 枝野幸男さん 衝撃の想定数「死者1万人」

観測史上最大の地震は国会も襲った。官房長官として全閣僚出席の参院決算委員会に出席していた。とてつもない揺れ。委員長に「先に首相官邸に戻らせてほしい」と申し出た。

2021年3月18日
野蒜海岸を訪れた小高さん一家
夫婦の涙照らす二つの光 石巻の小高さん夫妻「笑顔満ちる家、もう一度 」

冷たい潮風が頬をなでる。「貝殻がたくさんある」「真っ白だね」。男の子が1歳上の姉と目を輝かせた。砂浜には無数に貝殻が転がっていた。

2021年3月11日
桑田佳祐さん
桑田佳祐さん「音楽人として東北に向き合い、復興のために活動する」

人気バンド「サザンオールスターズ」の桑田佳祐さん(65)が東日本大震災の発生10年に合わせ、河北新報社のインタビューに応えた。「音楽人として東北に向き合い、復興のために活動することが第一のプライオリティー(優先順位)だと思っている」と述べ、今後も被災地支援に力を注ぐ考えを示した。

2021年3月11日
東京電力福島第1原発構内の高台から見える1~4号機と、案内役の東電担当者
福島第1原発ルポ  事故10年、見えぬ廃炉

原子炉3基で炉心が溶け落ち、建屋が次々と吹き飛んでいく。日本中が震え上がった光景から10年。

2021年3月9日
渡辺利綱さん
「震災10年 あしたを語る」前福島県大熊町長 渡辺利綱さん 国・東電の対応 先行きが不安

町長在任中、東京電力福島第1原発事故で全町避難した。2019年4月に町の一部が避難解除され、役場庁舎を避難先の会津若松市から戻した

2021年3月8日
佐々木知広さん
「震災10年 あしたを語る」ベガルタ仙台社長 佐々木知広さん 上位進出狙い元気届けたい

サッカーJ1仙台の発足当初、1999年から市民後援会の先頭に立ち、地域を盛り上げてきた。東日本大震災から節目の10年。今度はクラブトップの立場から被災地を元気づける

2021年3月8日
佐藤敏郎さん
「震災10年 あしたを語る」大川小遺族 佐藤敏郎さん 命を守る教育 平時に徹底を

東日本大震災の津波により児童74人、教職員10人が犠牲になった石巻市大川小で、6年の次女みずほさん=当時(12)=を亡くした

2021年3月8日
鈴木潤子さん
「震災10年 あしたを語る」わらび座女優 鈴木潤子さん 被災地の舞台 感じた「強さ」

東日本大震災発生時、デビューを1カ月後に控えていた。翌日、デビュー作「おもひでぽろぽろ」の稽古が始まる予定だった。

2021年3月8日
岩佐義明さん
「震災10年 あしたを語る」車いすバスケ日本女子代表監督 岩佐義明さん 選手の頑張り胸張り報告を

昨年夏に開催予定だった東京パラリンピックが新型コロナウイルスの影響で1年延期となり、代表活動も昨年7月まで約4カ月間停止した

2021年3月8日
熊谷達也さん
「震災10年 あしたを語る」作家 熊谷達也さん 何げない日々大切にしたい

震災当時、3本の連載を抱えていた。何とか完結させたものの、作家として重大な危機に見舞われた

2021年3月8日
被災3県のアルコール関連相談、訪問指導の件数推移グラフ
【焦点】宮城、福島で飲酒関連の相談高止まり 消費量も増

東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島3県で、飲酒などアルコール関連の相談件数が急増し、宮城、福島では高止まりしている。

2021年2月4日
徳山日出男さん
「震災10年 あしたを語る」元東北地方整備局長 徳山日出男さん(64) ルート確保へ くしの歯作戦

就任から52日後、東日本大震災が起きた。通常の幹部人事は7月だから、1月18日付は異例。退任する(当時の国土交通相)馬淵(澄夫)さんが、最後に自分でやりたい人事をやるということで、突然の内示だった。

2020年1月29日
今村文彦さん
「震災10年 あしたを語る」東北大災害科学国際研究所長 今村文彦さん(59) 「想定外」巡り自責の念強く

東京・霞が関で東日本大震災の激震に遭った。気象庁の津波予測技術に関する勉強会が終わり、喫茶店で休憩中だった。

2020年1月28日
桜井勝延さん
「震災10年 あしたを語る」前南相馬市長 桜井勝延さん(65) 国や東電から連絡一切なし

東日本大震災の発生時は南相馬市議会3月定例会の一般質問中だった。激しい揺れが収まると庁舎の外に飛び出し、駐車場の片隅で災害対策本部を設置した。

2020年1月27日
望月正彦さん
「震災10年 あしたを語る」三陸鉄道前社長 望月正彦さん(68) 鉄路は不可欠 即時再開決断

東日本大震災の大津波は、岩手県沿岸部を通る第三セクター三陸鉄道を襲った。宮古駅に併設する宮古本社にいた。

2020年1月26日
阿部秀保さん
「震災10年 あしたを語る」前東松島市長 阿部秀保さん(65) 被災者に配慮 初動対応重視

東日本大震災の発生時、東松島市長として初動対応の指揮を執った。市議会2月定例会の最終日で、退職予定の職員があいさつする直前に揺れた。

2020年1月26日
竹内直人さん
「震災10年 あしたを語る」元宮城県警本部長 竹内直人さん(63) 遺体安置場所 知事に直談判

宮城県議会2月定例会の主な日程が終わり、翌週は人事異動で県警の2011年度体制が始動という状況の中、あの日を迎えた

2020年1月26日
JR女川駅の展望フロアから新市街地と海を望む辻山さん
<東日本大震災 復興人>若者集う古里模索 次世代担う先駆けに

東京都狛江市の大学2年辻山憲太さん(21)が、東日本大震災で被災した古里の宮城県女川町で活動する若者を増やそうと模索している。

2020年1月25日
震災発生当時、都市ガス復旧のため家庭のガス器具を点検する応援の作業員
【焦点】都市ガス復旧 ITで大幅短縮へ 仙台市、オンライン報告システム導入

東日本大震災後の約10年間で、災害時の都市ガス復旧が早まっている。震災時は復旧まで最大2カ月近くを要し「回復の遅いライフライン」との印象を与えたが、供給再開プロセスのIT化が進み、作業日数の大幅短縮を実現。

2020年1月18日
柳さん
「震災10年 あしたを語る」作家 柳美里さん 消えそうな声を受け止め発信

東日本大震災後に不通となり、2020年3月に全線開通したJR常磐線の小高駅近く。創作の傍ら、自宅に併設したブックカフェ「フルハウス」を営む

2021年1月13日
2017年のインタビューに応じるいとうさん
「震災10年 あしたを語る」作家・クリエイター いとうせいこうさん 死者への思い、未来描く力に

東日本大震災から2年後の2013年、小説「想像ラジオ」を発表。津波で犠牲になった男性が、ラジオのディスクジョッキーとして語る物語だ

2021年1月13日
岩井さん
「震災10年 あしたを語る」映画監督  岩井俊二さん 立ち止まって亡き人を思う

米ロサンゼルスにいて、東京のスタッフと電話中、東日本大震災が起きた。テレビのニュースは、東京まで大きく揺れた地震の震源地を東北と伝えていた

2021年1月13日
J2長崎の監督として指揮を執る手倉森さん
「震災10年 あしたを語る」J1仙台監督 手倉森誠さん 被災経験経て培った反骨心

「東日本大震災が指導者人生の転機になった」と振り返る。震災当時はサッカーJ1仙台の監督。ホーム開幕戦に臨む前日、仙台市内のクラブハウスで巨大地震に遭った。激しく揺れる部屋から、チームスタッフと共に必死で逃げた

2021年1月13日
K-port出入り口そばに立つ渡辺さん
「震災10年 あしたを語る」俳優 渡辺謙さん 綱渡りの現代、向き合う必要

東日本大震災後、岩手、宮城、福島各県の被災地に通って支援を続け、2013年11月に気仙沼市でカフェ「K-port」(ケイポート)を開業した

2021年1月13日
思いを語る中村さん
「震災10年 あしたを語る」俳優・歌手 中村雅俊さん 心の復興を応援、笑顔届けたい

東日本大震災の発生時、東京都内でドラマの撮影をしていた。駅に止められた電車の中にいた

2021年1月13日
ヤクルトでも捕手としてプレーする嶋さん
「震災10年 あしたを語る」ヤクルト捕手 嶋基宏さん 被災地支える気概揺るがず

東日本大震災が発生した当時、プロ野球東北楽天の選手会長だった嶋基宏捕手は、ヤクルト移籍後も被災地の動向を気に掛けている

2021年1月13日
スケボー練習場と貴田さん
「あの日から」第6部 地域と前へ 荒浜・貴田慎二さん キッズ集まる遊び場に

コンクリートの上で跳びはね、スケートボードを素早く1回転させて着地する。住宅のない災害危険区域の中に、スケボーの技を競い合う子どもたちの笑い声が響く。

2020年12月19日
真っ赤な花を咲かせた植樹したツバキ
「あの日から」第6部 地域と前へ 大熊・宗像宗之さん 古里の再生、諦めず前へ

大地に深く根を張り、塩害に強いヤブツバキ。東日本大震災で住民が津波から逃げた道に植えられ、あの日の記憶を今に伝える。

2020年12月17日
岡野茂雄さん
「あの日から」第6部 地域と前へ 大槌・岡野茂雄さん 感謝のフェスに終止符

ありがとうの気持ちをビートに乗せ、岩手県大槌町が東日本大震災から復興する姿を発信してきた。

2020年12月16日
「イカ王子」の鈴木さん
「あの日から」第6部 地域と前へ 宮古・鈴木良太さん 三陸の幸をイカ王子が発信

岩手県宮古市にある共和水産の専務鈴木良太さん(39)はかつて、地元にも水産業にも魅力を感じていなかった。

2020年12月15日
高校生と葛尾産米のおにぎりを握る下枝さん
「あの日から」第6部 地域と前へ 葛尾・下枝浩徳さん 人つなぎ村の未来開く

「こんな面白い大人に出会ったことがない」  交流があるふたば未来学園高(福島県広野町)の生徒たちから、こう慕われる人がいる。

2020年12月14日
旅行会社の関係者にRAFについて説明する松村さん
「あの日から」第6部 地域と前へ 石巻・松村豪太さん(下) 芸術祭実現、人呼ぶ柱に

悠然と空を見上げるかのように、高さ約6メートルの白鹿の像が立つ。アートや食、音楽の総合祭「リボーンアート・フェスティバル(RAF)」の作品の一つで、石巻市牡鹿半島の荻浜に常設されている「White Deer」。

2020年12月12日
松村さん
「あの日から」第6部 地域と前へ 石巻・松村豪太さん(上) 新しい港町を仲間と創る

東日本大震災から9年9カ月。震災で人口減少と高齢化が加速した被災地で新たなまちづくりが進む。多くの人を呼ぶ仕掛けや地域資源の活用、魅力の発信-。

2020年12月12日
姥浦道生氏
「復興再考」第6部 まちづくり(インタビュー) 東北大大学院教授・姥浦道生氏 需要見極め規模決定を

東日本大震災の市街地復興は、人口減少の局面で進められた。ゼロからのまちづくりの教訓は何か。

2020年12月20日
公園を散歩する伊藤さん一家
「復興再考」第6部 まちづくり(8完) 山元 磁場/新たな街、家族層を魅了

新市街地の真ん中にある公園の週末はにぎやかだ。ブランコに乗って遊ぶ子どもたち。愛犬と一緒に親子が芝生を駆け回る。

2020年12月20日
来年3月末で閉校する坂元中
「復興再考」第6部 まちづくり(7) 山元 再縮小/集約2地区、難題に直面

大胆に住宅を集約したはずの移転先が、出だしから課題に直面している。宮城県山元町が内陸に整備した3カ所の集約先の一つ、JR常磐線坂元駅周辺。

2020年12月19日
JR常磐線旧山下駅の周辺
「復興再考」第6部 まちづくり(6) 山元 置き去り/寂れる沿岸部に声届かず

住居が消えた空き地に雑草が茂る。重機や大型トラックが忙しく動き回る。「これが震災10年を迎える復興の姿なのか」

2020年12月18日
「つばめの杜」の上空写真
「復興再考」第6部 まちづくり(5) 山元 集約化/持続可能性、大胆に探る

高架化された新駅を起点に整然とした街並みが広がる。玄関口にスーパーが建ち、その先に小学校、保育所、中央公園。取り囲むように住宅が軒を連ねる。

2020年12月17日
再建が進む新市庁舎と完成した災害公営住宅と市民文化会館
「復興再考」第6部 まちづくり(4) 陸前高田 不安/ハード復旧の更新期集中

わずか5票差。「正直言って駄目だと思っていた」  東日本大震災後、ゼロからのまちづくりを進めてきた指揮官がかすれた声で薄氷の勝利に触れ、神妙な面持ちで選挙戦を振り返った。

2020年12月15日
再建が進む新市庁舎と完成した災害公営住宅と市民文化会館
「復興再考」第6部 まちづくり(3) 陸前高田 障壁/地権者多数、承諾に3年

プレハブの陸前高田市役所4号棟の2階。地権者の承諾が得られるたび、担当課の壁に張られた図面の区画が塗りつぶされていく。

2020年12月13日
説明会の様子
「復興再考」第6部 まちづくり(2) 陸前高田 過大/整備優先、ニーズ後回し

岩手県の最大被災地で、行政と住民の間に温度差が生じていた。  2011年5月1日、市庁舎が全壊した陸前高田市に復興対策局が発足し、復興計画作りが本格化した。

2020年12月12日
植樹会の様子
「復興再考」第6部 まちづくり(1) 陸前高田 かさ上げ(下)/「小さい商圏」活用苦戦

岩手県陸前高田市高田地区の津波被災地にできた畑で11月中旬、ツバキの植樹会があった。殺風景な区画整理地に常緑樹が植えられ、市民は紅色の市の花が咲く時季を心待ちにする。

2020年12月11日
近くのスーパーへ買物へ向かう
「復興再考」第6部 まちづくり(1) 陸前高田 かさ上げ(上)/新市街地に安堵と寂しさ

東日本大震災の津波で沿岸部の市街地は甚大な被害を受けた。多くの自治体が復興計画で目指したのが、コンパクトなまちづくりだ。

2020年12月11日
被災者の健康調査のグラフ
【焦点】災害公営住宅での健康調査、10年で打ち切り 宮城県

東日本大震災の災害公営住宅に暮らす被災者の健康調査を、宮城県が震災10年となる本年度限りで打ち切ることが分かった。

2020年12月10日
多くの被災者で混雑した震災直後の宮城県石巻市避難所
【焦点】災害時、性的少数者への「配慮」1割満たず 東北の自治体

地域防災計画や避難所運営マニュアルなどに、LGBTを含む性的少数者への「配慮」を盛り込んでいる自治体は東北6県と全77市の1割に満たないことが、河北新報社の調査で分かった。

2020年12月8日
岩手レインボー・ネットワークが作成した「にじいろ防災ガイド」
【焦点】性的少数者「プライベートな空間が必要」

河北新報社が実施した東北の自治体アンケートでは、災害発生時、性の多様性を意識した行政対応が道半ばである実態が明らかになった。

2020年12月8日
後藤一蔵さん
【焦点】「地域にとって危機的」「沿岸と内陸の乗り入れを」消防団研究者説く

火災や水害の現場にいち早く駆け付け、地域防災力の要となってきた消防団員の人数が東日本大震災後、大きく落ち込んだまま回復していない。

2020年12月3日
岩手、宮城、福島の主な被災自治体の消防団員数グラフ
【焦点】消防団員、10年で4000人以上減 3県の被災自治体 津波被害に不安も

「東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島3県の計42市町村の消防団員が、震災後に4000人以上減少したことが河北新報社のまとめで分かった。

2020年12月3日
気仙沼市魚町の防潮堤
「復興再考」第5部 村井県政(5完) まちづくり/「机上論」 市町と温度差

「気仙沼の顔」と呼ばれる市中心地・内湾地区(南町、魚町)の人々が村井嘉浩宮城県知事(60)と交わした復興の約束が、ようやく動きだした。

2020年11月16日
仙台空港
「復興再考」第5部 村井県政(4) 仙台空港民営化/「24時間運用」実現探る

仙台空港(宮城県名取、岩沼両市)から、格安航空会社(LCC)ピーチ・アビエーションの桃紫の機体が沖縄に向けて離陸した。「希望に満ちた瞬間だ」。

2020年11月15日
基礎生物学実習に取り組む医学部1年生
「復興再考」第5部 村井県政(3) 医学部新設/医師定着へ連携不可欠

「東北の復興の一翼を担いたい」。入学式で誓った医師の卵は5年生になり、来年度には卒業を迎える。2016年、国内で37年ぶりに医学部が設置された東北医科薬科大(仙台市)。

2020年11月14日
カキの殻むきをする従業員
「復興再考」第5部 村井県政(2) 水産特区/「象徴の浜」再生道半ば

創造的復興の象徴とうたわれた小さな浜が、理想と現実のはざまで揺れる。東日本大震災の津波で壊滅的な被害を受けた宮城県石巻市桃浦。

2020年11月13日
JR仙台貨物ターミナル駅
「復興再考」第5部 村井県政(1) 広域防災拠点/にじむ野心、膨らむ費用

東日本大震災で宮城県の復興の陣頭指揮を執ってきた村井嘉浩知事(60)。「創造的復興」の名の下に、平時であれば困難な巨大プロジェクトを次々に推し進めてきた。

2020年11月11日
慰霊碑に手を合わせる
「あの日から」第5部 命を救う(4完) 教訓浸透 犠牲者ゼロに

「過去の教訓」と「次への備え」が命を守った。東日本大震災で津波が襲来した岩手県洋野町。町民1万9271人、誰一人として犠牲にならずに済んだ。

2020年11月14日
見学者に避難の大切さを伝える
「あの日から」第5部 命を救う(3) 備える大切さ海超える

大洪水から家族や動物を救った旧約聖書の「ノアの箱舟」。安政南海地震(1854年)があった和歌山県で、村人を津波から避難させた「稲むらの火」。

2020年11月13日
設置した手作り看板
「あの日から」第5部 命を救う(2) 津波を警戒、1人で整備

道路に乗り上げた漁船を見て、佐藤善文さん(86)=東松島市野蒜ケ丘=は強烈な不安に襲われた。「地球の裏側で起きた地震でこんなに大きな津波が来る。もしも近くで地震が起きたら…」

2020年11月12日
自宅周辺の画像
「あの日から」第5部 命を救う(1) 私設避難所で70人生還

未曽有と形容された東日本大震災で、「いつか必ず来る」と津波の襲来に備え、大勢の命を救った人がいた。東松島市野蒜地区の高台に私費で避難所を造って住民を守った男性と、津波の犠牲者がゼロだった岩手県洋野町で自主防災組織を率いる男性の思いを追った。

2020年11月11日
ブロッコリーの苗を定植
【仙台・沿岸農業の現在地】下 若き担い手 生産の柱づくりに奮闘

「秋作野菜の大きなベースとしたい」。設立6年目を迎えた仙台市若林区荒浜の農事組合法人せんだいあらはまは9月、ブロッコリーの生産に乗り出した。

2020年11月6日
秋晴れの下、稲刈り
【仙台・沿岸農業の現在地】中 多難の稲作 減反廃止「荒波」に翻弄

津波に洗われた仙台市沿岸部のコメ生産者は今も、劣化した作土と格闘する。1982年から宮城野区岡田地区でコメ作りする農事組合法人の新浜協業組合。

2020年11月6日
グリーンカールの収穫をする様子
【仙台・沿岸農業の現在地】上 結束の効用 法人設立、コロナ禍耐え

東日本大震災で、仙台市沿岸部の農地が被災して9年半がたった。国営の農地整備事業で田畑は大きくなり、担い手への集約が進んだ。

2020年11月6日
がれき撤去の石巻市湊須賀松県道
3.11 宮城県災対本部ドキュメント(7)完 復興へ正念場これから

2011年3月18日、東日本大震災は発生から1週間を迎えた。午前10時の第20回宮城県災害対策本部会議は、犠牲者に黙とうをささげることから始まった。

2020年11月11日
本部会議に出席する阿久津政務官ら政府関係者
3.11 宮城県災対本部ドキュメント(6) 高官常駐、橋渡し役担う

東日本大震災の宮城県災害対策本部会議には副大臣や政務官が常に同席し、政府との橋渡し役を担った。2011年3月14日、午後6時に始まった第13回本部会議。

2020年11月10日
生存者を捜索する消防隊員
3.11 宮城県災対本部ドキュメント(5) 迫る72時間、人命を優先

「72時間の壁」。災害発生後、丸3日を過ぎると安否不明者の生存率が著しく低下するとされ、人命救助の境界線とも言われる。

2020年11月9日
荷揚げされる救援物資
3.11 宮城県災対本部ドキュメント(4) 燃料と食、絶対的に不足

2011年3月13日、東日本大震災3日目。宮城県内は二つの深刻な危機に直面した。燃料と水・食料が圧倒的に足りなかった。仙台港にある東北唯一の製油所が炎上し、多数のタンクローリーが津波で流された。

2020年11月6日
津波の襲来から一夜明けた南三陸町志津川
3.11 宮城県災対本部ドキュメント(3) 万単位の犠牲者を覚悟

「仙台市若林区荒浜で200~300人の遺体」2011年3月11日の深夜、第4回の宮城県災害対策本部会議で県警本部長竹内直人が報告した情報は、衝撃のニュースとして瞬く間に全国を駆け巡った。

2020年11月5日
地図を見ながら被害状況を確認する村井知事と東副大臣
3.11 宮城県災対本部ドキュメント(2) 続く余震、状況つかめず

東日本大震災が発生した2011年3月11日の夜は空一面に星があふれていた。大規模停電で街の灯が消えたためだ。宮城県庁は違った。非常用電源で照明が維持され、ひときわ明るかった。

2020年11月4日
大型モニターに映る港町の惨状にぼうぜんとする村井知事
3.11 宮城県災対本部ドキュメント(1) 津波襲来、テレビで知る

大型モニターが映し出す港町の惨状に、指揮官が言葉を失った。気仙沼港に押し寄せた大津波が、桟橋をあっさりとのみ込む。宮

2020年11月2日
今月1日に分娩を休止したみやぎ県南中核病院=宮城県大河原町
【焦点】震災10年で宮城の分娩施設3割減少 産科医不足、地域格差も

東日本大震災後の10年間で宮城県内でお産を扱う病院などが3割減り、特に仙台医療圏以外は半減したことが分かった。

2020年10月06日
出産を控え、診察に向かう女性。震災後、沿岸、内陸を問わず遠方の施設に通院する人が増えている=宮城県石巻市の石巻赤十字病院
【焦点】「安心して産みたいのに」 長距離移動、妊婦に負担

東日本大震災後の10年間で3割減った宮城県内の分娩(ぶんべん)施設。安全なお産のために一定の集約化が避けられないとの指摘がある一方、長距離の移動を強いられる妊産婦の負担は少なくない。

2020年10月06日

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お知らせ

震災詠公募 入選・佳作
河北歌壇、俳壇の選者が選んだ約160点 ※PDFが開きます

河北新報社は東日本大震災10年に合わせ、震災を主題とした短歌、俳句を全国から募集しました。短歌、俳句を合わせて1800点を超える応募があり、震災の記憶がいまだ強く残っていることがうかがえます。河北歌壇、俳壇の選者4人が選んだ入選、佳作約160点を掲載します。

2021年3月10日
東北・首都圏調査
河北新報社とマクロミル 東北・首都圏調査 ※PDFが開きます

河北新報社とマーケティング・リサーチ会社マクロミル(東京)は東日本大震災から10年を前に、東北6県と首都圏で復興に関するネットアンケートを実施しました。

2021年3月2日
311jpロゴ
震災10年、エピソード投稿募集と防災アンケート実施|地方紙連携「#311jp」

2011年3月11日に発生した東日本大震災は、津波や原発事故など、かつてない被害をもたらしました。その痛みは10年を経ようとする今も、多くの被災者やご遺族らの生活や心に残っています。

2021年1月27日
当奥大学連携事業
シンポジウム「被災地からの発信 震災10年からの始動」 ※YouTubeへ移動します

東日本大震災から10年の節目を迎える東北の復興と未来を考えるシンポジウム「被災地からの発信 震災10年からの始動」が2021年1月18日、仙台市青葉区の東北学院大で開かれました。同大と河北新報社の連携協定に基づく地域力向上プロジェクト「復活と創造 東北の地域力」の第13弾。基調講演のほか、企業、行政、地域活動の立場から3人のパネリストがこの10年を振り返り、復興を支えた地域力について語りました。

2021年2月12日

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