石巻市教委、2019〜28年度小中学校学区再編計画案 18校対象に統合検討

 石巻市教委は2019〜28年度に実施する小中学校の学区再編計画案をまとめた。対象は中学校と旧市の小学校が全学年1学級に、旧町の小学校は一部学年で複式学級になると見込まれる学校。4月以降、保護者や地区住民を対象に説明会を開くほか、市民の意見を広く募り正式決定する。

 再編案は表の通り。10年間で小学校を33校から24校へ、中学校を19校から16校にする計画。石巻小と山下小など対象18校の各地区で懇談会を開催し、統合を含め今後の学校の在り方を検討する。小学校のうち中津山一、中津山二、桃生と、鮎川、大原、寄磯は各3校の統合を想定する。

 旧町単位で小、中1校ずつを残す方針。桃生中、河南東中、河南西中、牡鹿中は現状を維持する。北上、雄勝両地区は既に学区再編が完了している。

 再編案の策定に当たっては隣接校との統合、既存の学校施設・用地の活用を前提とし、地理的条件や生活圏域を考慮した。

 学区再編を巡り、市教委は17年3月、学識経験者や保護者代表、地域代表らでつくる検討委員会で計画素案をまとめた。17年度に児童生徒の保護者に素案を説明し、集まった意見を踏まえて見直しを加えた。

 素案は河南地区の中学校区の異なる和渕小と前谷地小の統合を示したが、保護者説明会の総意として見送った。25年度に一部学年で複式学級の可能性が高くなることから、今後開く地区懇談会で再検討する。

 素案で広渕小との統合を示された北村小の場合、28年度までに複式学級にはならないものの、保護者説明会などの経緯を踏まえ、統合を含めた協議を進める。

 素案段階では再編のめどを「早くて20年度、遅くて25年度」としていたが、保護者説明会での意見を受け、明記しなかった。

 市教委事務局は「統合を教育環境を充実させるための一つの考え方と捉えてほしい」と話していた。

■統合を検討する学校

【小学校】
 ・石 巻※  山 下※
 ・住 吉※  開 北
 ・東 浜※  万石浦※
 ・中津山一  中津山二  桃 生※
 ・鮎 川※  大 原※  寄 磯※

【中学校】
 ・石 巻   門 脇※
 ・荻 浜※  万石浦
 ・飯野川※  河 北

※は2028年度までに全学年1学級(中学校と旧市の小学校)か一部学年で複式学級(旧町の小学校)が見込まれる学校


2019年03月07日木曜日


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