女川−石巻間の林道開通 着工から22年 国道を補完、避難道にも

テープカットで開通を祝う関係者

 女川町と石巻市を新たに結ぶ林道「女川京ケ森線」が22日、開通した。県事業として1997年度の着工以来、22年を経て完成。メインのアクセス道となる国道398号を補完し、災害時の緊急路の機能を持つ路線として期待される。

 女川町女川浜と石巻市沢田を結ぶ全長約11キロ(女川約7キロ、石巻約4キロ)で、幅員5メートル。全路線を舗装道とし、大型車両のスムーズな通行が可能になるほか、維持管理をしやすくした。

 総事業費は約39億5000万円で、国の補助金や交付金を活用した。石巻側は既に整備を終えており、今回、女川側で未舗装だった一部区間の工事が完了し、開通させた。

 石巻市と女川町がそれぞれの林道分を管理する。開通後は、林道の利用区域内となる約1120ヘクタールの森林整備や木材搬出の効率化を図っていく。国道398号が災害時に不通となった場合、住民の避難路や緊急物資を搬送路として活用する方針。

 女川町女川浜であった開通式には約40人が出席し、テープカットで開通を祝った。

 須田善明町長はあいさつで、「開通したことで、林道としての機能だけでなく、有事の際の備えへの安心感が増す。開通の意義は大きい」と語った。

 石巻市の菅原秀幸副市長は「開通は長年待ち望んでいた。女川と石巻の発展に大きく寄与するだろう」と亀山紘市長の祝辞を代読した。


2019年03月23日土曜日


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