復興願い、石巻・上釜地区の公園に植樹 桜やツツジ61本

桜を植樹する上釜町内会員ら

 東日本大震災で201人の住民が犠牲になった石巻市上釜地区で3月31日、上釜町内会が主催し、桜や市花のツツジの苗木など61本を植えて緑豊かな地域への復興を願った。

 同町内会のスローガンの一つ「緑ある町づくり宣言」の一環として、地区内の「上釜誓いと伝承の公園」に植樹。作業には町内会員をはじめ、石巻市社会福祉協議会や復興支援に当たるNPO団体などから100人が参加した。

 苗木は、長野県を拠点に活動する「見守り観音さま縁(えにし)の会」などが寄贈。NPOさくら並木ネットワーク(本部・東京都)の関係者が植え方を指導した。

 雪が降り冷え込む中、参加者はスコップで穴を掘り、「河津桜」の苗木17本と成木2本、ツツジの苗木42本を丁寧に植えていった。

 植樹作業に駆け付けた大船渡市出身で同縁の会員の主婦高橋博美さん(70)=長野県佐久市=は「被災地とは縁があり、植樹を通して気持ちが一つになれた。桜の成長とともに復興も大きく前進してほしい」と願った。

 植樹後は法要も営まれ、参加者は焼香するなどして犠牲者の冥福と復興を祈った。


2019年04月02日火曜日


先頭に戻る