しょくば拝見>遊技業・新井商事(東松島市赤井)

若い力で地域を元気にする従業員が集結

<ストレス解消の場提供>

 石巻市と東松島市で3店のパチンコ店を経営する。本社はJOYPARK赤井店内にあるので、取材前に広い店内をぐるりと回ってみた。

 おしゃべりを楽しみながら肩を寄せ合い、台に向かうお年を召した女性2人組。常連らしき中年の男性が「よう」と手を挙げ入店。店員が笑顔のあいさつで応じる。日常生活を少し忘れて「JOYPARK」、まさに余暇の時間を「楽しむ場」となっている。

 石巻で生まれ育った生粋の地元企業。「地域密着」が、今も昔も変わらない社の精神の基軸にある。さらに東日本大震災を経験したことで、新たに「会社に関わる全ての人が元気と笑顔になる会社」を企業理念に据えた。

 津波で全店が被災、廃業も考えた。閉塞(へいそく)感が地域をすっぽりと覆う中「息抜きの場が欲しい」と、パチンコを趣味とする住民から切実な声が寄せられた。

 「震災直後、世界から色も音も無くなった。自分たちに何ができるか。店の再開しかない−そう誓った」。新井憲幸専務(34)は当時を振り返る。

 被災からわずか4カ月半、7月29日に赤井店を改装オープン。年内に3店全てを復活させた。

 震災後は、若い従業員を積極的に採用し、雇用促進に力を入れている。若者のパワーは店に活気を与え、来店客の笑顔を引き出す。

 復興はまだ道半ば。被災地で住民らのストレス解消に貢献する企業を今後も目指す。

■会社概要
 創業は1959年5月。女川町に女川センターを設立。62年、JR矢本駅前に矢本センターを開業後、81年に現在の赤井店の前身であるニューアカイをオープン。98年にはJOYPARK石巻店、2004年、SLOTCLUB JOYPARK湊店をオープンさせた。新井清浩社長。資本金1000万円。従業員60人。東松島市赤井新川前16の5。0225(83)3536。
https://p-joypark.com/


2019年04月16日火曜日


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