雨漏りの原因徹底調査 過去の工事で改善せず 石巻・遊楽館

特に雨漏りのひどいオープンワークショップ周辺。タオルやバケツが所々に置かれている

 石巻市は、一部で雨漏りがみられる遊楽館(石巻市北村)の修繕を行うため、原因の本格調査に乗りだす。過去にも工事を行ったが完全には改善しなかったため、調査費として1000万円を予算措置した。原因を徹底究明し、対策を探る。

 遊楽館は2005年に開館した。主に鉄骨造で一部2階、延べ床面積は8854平方メートル。約400人収容のホールやバスケットコート2面分のアリーナ、室内プール、図書コーナー、会議室などを備える。

 雨漏りは、和室近くのオープンスペースやアリーナ周辺、トレーニング室などで特に目立つ。管理担当者によると、雨量や風向きなどによって雨漏りする場所が変わり、荒天時は20カ所ほどにバケツやタオルを置いてしのいでいるという。

 地域の会合などに活用される「オープンワークショップ」は、貸し出しを中止。職員手作りの雨受けやビニールシートを常時設置している状況だ。

 修繕工事は、2015年度と18年度にそれぞれ2カ月ほどかけ行った。屋根の防水シートの張り直しや配管の補修をしたり、館内に40カ所以上ある三角形の天窓周辺を修繕したりしたが、根本的な解決にはつながらなかったという。

 館内は天窓が多く設けられ、はりがむき出しになったモダンな造り。市教委生涯学習課の担当者は「雨水がはりを伝って落ちている部分もある。構造が複雑で直接の原因がつかみにくい」と説明する。

 現在、調査方法や業者の選定などについて検討している。担当者は「多くの市民が利用する施設でご迷惑をお掛けし申し訳ない。安心して活用してもらえるよう、とことん調査して原因を究明する」と話した。


2019年05月15日水曜日


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