サンマ漁、期待と不安 公海操業に向け出港 石巻漁港

北太平洋公海での操業に向けて出港する第1栄久丸

 サンマ漁の通年操業を可能にする省令改正を受けた北太平洋公海での本格操業が始まり、今野水産(石巻市)のサンマ船「第1栄久丸」(198トン、乗組員17人)が15日、石巻市の石巻漁港を出港した。

 国内の17隻と共に7月中旬まで操業する。洋上でロシアの加工母船に販売するほか、自主操業分は日本国内にも水揚げする見通し。

 従来の漁期(8〜12月)に日本近海で実施してきたサンマ漁は深刻な不漁が続く。期間を前倒しした公海操業で漁獲量の確保を目指すが、水揚げの見込み量や品質などは不透明だ。

 今野水産の工藤真秀工務部長は「漁場で操業してみないと分からないことが多い。期待と不安が半々だ」と話した。

 石巻魚市場の須能邦雄社長は「秋の価格形成への影響を懸念する声もある。消費者ニーズの把握など漁獲したサンマの流通面にも対応策が必要だ」と述べた。


2019年05月16日木曜日


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