外国人に日本語指導、「国際サークルひがしまつしま」発足 あす教室開講

組織運営や日本語教室開講について意見を交わす会員

 石巻地方で技能実習の外国人労働者らが増加する中、東松島市の市民有志が日本語指導に当たる、同市では初の団体組織「国際サークルひがしまつしま」を発足させた。23日には市内在住などの外国人を対象に、活動の中心となる日本語教室を開講する。

 団体は「災害など緊急時を含め、日常生活で困難を来さないためにも日本語の習熟度を高めてもらう機会を提供したい」と意気込んでいる。東松島市内に在住する外国人の正確な把握をしていないが、技能実習の受け入れの活発化により、数十人が暮らしているとみている。

 実習生の場合、結婚して日本人の家族と暮らすケースとは違い、日本語の理解が十分とはいえず、生活面で不安を抱える人が少なくないという。東日本大震災の被災地では、震災時に防災行政無線が日本語による放送のため避難呼び掛けの内容が分からなかったり、避難所でも会話の不足で孤立したりするなど、災害時の外国人への対応が課題の一つにも挙げられている。

 この状況を踏まえ、東松島市を中心とした有志が呼び掛け合い、市内で組織立ち上げ作業を本格化。18日に野蒜市民センターで1回目の準備会を開き、団体を正式に設立した。8人の会員は30〜60代の主婦や会社員など立場もさまざま。代表に東松島市地域おこし協力隊として地域振興に取り組む桜谷ひとみさん(30)=東松島市矢本=が就任した。

 会員の多くは、先行実績を持つ石巻市の「国際サークル友好21」で国際交流や日本語指導に触れてきた。こうした経験を踏まえ、活動は外国人の円滑な日常生活につなげるための日本語の指導を柱に据えた。

 その第1弾として、23日午前10時から東松島市矢本の蔵しっくパークで「たのしい日本語教室イン東松島」を開講させる。当日は童謡やアニメの主題歌を交えながら日本語に親しんでもらう。

 楽しく学べる教室を意識したいという桜谷代表は「言葉を通してコミュニケーションを活性させ、日常生活の不安解消を図りたい。会が、市民と外国人がつながりを深めるツールの一つになればうれしい」と力を込めた。会や受講についての連絡先は桜谷代表070(2013)7314。


2019年06月22日土曜日


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