開通!潮風トレイルを歩く(2) 牡鹿半島北部

月浦の高台にある支倉常長の像

<視界に太平洋のパノラマ>

 牡鹿半島、最初に北部ルートを紹介する。

 万石浦の入り口にある万石橋を渡り、半島へと入る。メイン道路である県道石巻鮎川線ではなく、市道祝田小竹浜線を南下し、再び県道に合流するまでの約11キロを歩く。

 県慶長使節船ミュージアム(サン・ファン館)、県水産技術総合センターを過ぎると、市道は高台へと移る。海抜は30〜50メートル。木々の合間から石巻市街地方面、仙台方面、太平洋と180度の視界が時折、目に飛び込んで来る。

 小竹浜手前の尾崎には赤い鳥居があり、知る人ぞ知る夕日の絶景ポイントとなっている。小竹浜にはポケットパーク、飲料水の自動販売機もあり、弁天島を眺めながら一息入れることができる。

 その後、市道は北上し、明治元年、榎本武揚率いる旧幕府軍を乗せた艦が集結し、蝦夷地を目指して出帆した折浜を経て、蛤浜で県道と合流する。この市道ルートは車の交通量も少なく、アップダウンはあるもののさほどきつくはないなど、安全かつマイペースに歩を進めることができる。

 県道は歩道が狭く、交通量も少なくない。復興工事箇所、工事車両も多く、歩行には十分気を付けたい。桃浦から侍浜などは渓流沿いの旧道をルートにしている。小積浜から旧牡鹿町へと南下するが、ここもトンネルを避け、やや南側に並行してある未舗装の林道がコースとなっている。

 いずれのトレイルコースも詳細な地図に描いたガイドマップを携帯したい。環境省の「みちのく潮風トレイル」のホームページ(HP)で入手申し込みができる。ルートを示す標柱の設置はマップの携帯を前提にしている。

 カキ養殖や沿岸漁を行う三陸の港らしい小網倉浜が北部ルートの終点となる。


2019年07月12日金曜日


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