インターハイに挑む 石巻地方の選手紹介(上)

インターハイに向け練習を重ねる石巻商カヌー部
インターハイに挑む石巻ボート部の選手たち
決勝進出を目指す石巻工ボート部

 全国高校総体(南部九州総体)が24日から8月20日までの27日間、鹿児島県など九州・沖縄地方5県で開催される。石巻地方からも県大会や東北大会を制した選手が出場し、それぞれの目標達成に挑む。

 4競技で全国の強豪を相手に戦う選手たちを紹介する。

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■石巻商カヌー部/先輩の雪辱果たしたい

 石巻商カヌー部は、男子カナディアンフォア、女子カヤックフォアなど4種目で県総体を制し、インターハイ出場を決めた。

 男子カナディアンフォアは3年生4人で臨む。シングルでも出場する奥山颯大主将が先頭でペースを刻み、後方の柳橋陽任選手と神山蓮太選手が推進役を担う。最後尾の高橋伶央選手が最後の一押しで前に出る。船が真っすぐ進むようにパドルの着水のタイミングや力加減をそろえることに重点を置き、タイム短縮を図ってきた。昨年、先輩たちは0.09秒差で決勝進出を逃した。奥山主将は「先輩が果たせなかった決勝進出を目指す。最初から最後まで全力でこぐ」と力を込めた。

 女子カヤックフォアは塚本颯良主将(3年)を先頭に、山口愛(3年)、小袖葵(2年)、藤村真帆(1年)の4選手が、息を合わせたパドリングで後半勝負のレース展開を狙う。「県大会では力強くこぐためのウエートトレーニングや、選手同士でフォームの改善点などを指摘し合ったことが勝利につながった」と話す塚本選手。インターハイに向けては船内での足蹴りを修正し、課題であるスタートの遅さの克服を図っている。塚本選手は「予選通過の目安である2分を切り、決勝に行きたい。悔いの残らないように楽しむ」とレースを心待ちにする。

 カヌー競技は8月3〜6日、鹿児島県伊佐市の市菱刈カヌー競技場で行われる。


■石巻ボート部/体調万全に決勝目指す

 石巻のボート部は、女子かじ付きクオドルプル、女子シングルスカル、男子シングルスカルの3種目に7人が出場する。

 女子かじ付きクオドルプルは戸島未稀選手(3年)がペースをつくり、伊丸岡咲良選手(2年)、三浦ひかる選手(2年)、桜井萌子選手(2年)がそれに合わせ船を進め、阿部晏羽選手(3年)がかじを取る。毎回、練習風景を動画で撮影し、パドルの着水タイミングやフォームなどを研究し、短期間でのスピードアップにつなげた。戸島選手は「後半にスピードが落ちないようにできるかが鍵。まずは準決勝まで残りたい」と意気込む。

 女子シングルスカルの高橋葵選手(3年)は県大会、東北大会をともに制し、全国の相手に挑む。冬に体幹を鍛えフォームを改善。現在は0.3秒差で3位表彰台を逃した3月の全国選抜大会の経験から、ラストスパート時のスピードに磨きをかけている。高橋選手は「全国選抜大会で3位以内が見えた。表彰台を目指す」と話す。

 小野寺大輝選手(3年)は唯一の男子としてシングルスカルに出場する。風や波などの気候にかかわらず安定したスピードを出せるよう、体幹を意識しこぐ練習に励んでいる。「インターハイは暑い中でのレースになる。体調を万全にし、決勝に進出したい」と力を込めた。


■石巻工ボート部/昨年よりも実力アップ

 石巻工ボート部は男子かじ付きクオドルプル、男子ダブルスカルの2種目でインターハイに出場する。前半から勢いをつけた試合展開を目指し、日々練習に取り組んでいる。

 男子かじ付きクオドルブルは3年生5人で編成。昨年インターハイを経験した鈴木啓心主将と白鳥翔選手を中心に、阿部昴大選手、嶋田武蔵選手、かじ取りの高橋明杜選手が出場する。昨年は後半でタイムが落ちた反省を生かし、走り込みやウエートトレーニングなど体力を付ける練習を中心に取り組んだ。今年6月の東北大会では、0.2秒の僅差で優勝を逃した。白鳥選手は「前半から飛び出し、逃げ切るような意識で本番に臨みたい」と意気込む。

 男子ダブルスカルは東北大会で準決勝に進出できなかった悔しさをバネにする。佐々木丈人選手(3年)と郷野悠選手(2年)がタッグを組む。佐々木選手は「こぐ早さを上げても2人の息を合わせられるよう練習してきた。スピードを一定に保ち、後半で勝負を仕掛けたい」と語った。

 尾形朋晃監督は「昨年よりもさらに力を付けた。インターハイ出場経験のある2人を中心に、ペースを合わせるのが鍵になる」と期待する。鈴木主将は「スタートで相手に差をつけたい。決勝戦進出を目指す」と決意を述べた。

 ボート競技は8月17日から熊本県菊池市の市斑蛇口湖ボート場で行われる。


2019年07月12日金曜日


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