震災の避難行動をジオラマで再現、公開始まる 石巻・南浜

震災時の行動を投影した地図(右)と証言映像

 石巻市南浜町3丁目の東日本大震災伝承施設「南浜つなぐ館」で11日、震災当時の住民らの避難行動を可視化し、地図に投影したプロジェクションマッピングの公開が始まった。

 公益社団法人「3.11みらいサポート」と東北大災害科学国際研究所が共同制作した。門脇町、南浜町、日和が丘の各地区一帯を2メートル四方の段ボール製ジオラマで表し、みらいサポートが2015年度に始めた「あの時プロジェクト」で集めた約80人の証言の一部を基に、当時の避難行動を丸のマークで可視化した。

 マークは「命の危険を感じる」「家族や忘れ物のために戻る」「家の片付け」「施設・組織として避難」などで色分けし、一人一人の行動を分かりやすく示した。

 証言映像の上映もあり、震災時の行動や、津波に対する考え方を伝えている。

 3.11みらいサポートの浅利満理子さん(31)は「インタビューや避難行動の動きを見ながら、震災当時のことを考えてもらい、自分だったらどうするかを考えるきっかけにしてほしい」と話した。

 上映している映像はこのほか「南浜・門脇地区の被災概要」「がんばろう石巻看板と追悼行事」「空撮プロジェクト」があり、計4編を繰り返し上映している。

 開館日と開館時間は、土、日曜、祝日が午前10時〜午後3時、金曜が午後1〜3時、月命日の11日が午前10時〜午後3時。


2019年07月15日月曜日


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