開通!潮風トレイルを歩く(5完) 雄勝・河北・北上

雄勝町にある大須埼灯台からは太平洋が一望できる

<北上川河口域の海山巡る>

 女川町から石巻市雄勝町へは、石投山の山頂から尾根伝いに波板海岸へ下りる道と、雄勝峠経由の県道石巻雄勝線で雄勝港まで行く2ルートがある。県道ルートは2021年3月まで復旧工事のため通行止めになっている。

 雄勝町中心部からは東回りに進む。高台に整備された雄勝小中学校、葉山神社を経て、白銀神社から北進すると大須港がある。

 港入り口付近の高台には昨年、日本ロマンチスト協会からロマンスの聖地として「恋する灯台」に認定された大須埼灯台がある。ルートから160メートルの近場にあるので、ぜひ立ち寄りたい場所だ。

 灯台の敷地から港を見下ろすとハート形に見える。天気のいい日は、太平洋を見渡せる絶好のビューポイントだ。敷地には芝生が敷き詰められており、地域の人が季節の花を植栽。ベンチがあるので、疲れた脚を休ませるのには格好の場所になっている。

 大須港からは海岸沿いに来年、再開予定の荒浜海水浴場へ。名振湾から山道を北西へ約5キロ歩くと、旧河北町の長面浦に出る。山道への出入り口にはトレイルの標柱がある。

 長面地区は護岸、道路の復旧工事が続いており、仮設道路も多く、進む道をその都度確認する。ダンプカーの往来も多いので十分、注意したい。

 東日本大震災の遺構として石巻市が保存する大川小旧校舎を過ぎ、新北上大橋を渡り旧北上町へ。北上川を右手に見ながら約5キロで河口へ。途中には、落ちない巨石で知られる釣石神社がある。河口には震災の慰霊碑がある。

 南三陸町との境にある神割崎までが北上ルート。昨年再開した白浜海水浴場などを右手に見ながら進む。国道398号の歩道は広く、歩きやすい。


2019年07月15日月曜日


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