人材育成へコンソーシアム 関係機関連携し設立 石巻専修大

地域一体で人材育成に取り組むコンソーシアムの設立を了承した懇談会

 石巻地域の持続的な発展を支える人材育成を目指し、石巻専修大は16日、高校や自治体など関係機関と共に「石巻地域連携推進コンソーシアム」を設立した。地域社会が一体となった取り組みを実現するため、各団体が共同体として関係性を強化。人材を含む地域課題の解決や情報発信を実践していく。

 石巻地方の2市1町でつくる石巻地域高等教育事業団(理事長・亀山紘石巻市長)、石巻地区高校長協会(会長・神成浩志石巻高校長)が参加する。石巻専修大が事務局を務め、石巻地域で活動するNPO団体などの参加も想定する。

 学習指導要領の改訂に伴い、高校は地域との協働による教育改革が求められることや、自治体が政府の地方創生政策を推進する現状を踏まえ、一層の地域連携の強化が必要との共通認識に基づき設立した。

 石巻専修大が2016年度から展開する高大産(高校・大学・産業)連携プロジェクトを事業の一つに位置付ける。石巻西高が本年度、文部科学省の「地域との協働による高校教育改革推進事業」の採択校になったことから、同校の活動を支援するとともに成果の他校への波及を図る。

 関係機関は16日、石巻専修大で懇談会を開催。石巻地方の全高校と県立石巻支援学校、女川高等学園、県、2市1町の担当者ら約50人が出席し、コンソーシアムの設立を了承した。

 尾池守学長は「地域の教育に根差した共同体として緩やかな形でスタートさせたい。まずは走りだすことが大事だ」と呼び掛けた。

 亀山市長は「石巻専修大が実践してきた高大産連携や『石巻学』などの活動をさらにスキルアップ、ブラッシュアップさせ、大きな人材育成の組織に育ってほしい」と期待した。

 出席者からは「産学官が連携して人を育てないと石巻地方の将来は展望できない。高校、大学、行政がそれぞれ使命感を持って臨むべきだ」「コンソーシアムの方向性として、教育現場にどういう人材を求めるのか提言してほしい」などの意見が上がった。


2019年07月18日木曜日


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