女川で高村光太郎しのぶ会 生演奏に合わせ朗読、小学生も

光太郎の詩を朗読する小学生

 女川町とゆかりが深い彫刻家で詩人の高村光太郎(1883〜1956年)をしのぶ第28回女川「光太郎祭」(女川・光太郎の会主催)が9日、同町まちなか交流館ホールであった。

 町内外から光太郎ファンら約60人が出席。講演や紀行文、詩碑、詩の朗読などを通して光太郎の思いに触れた。

 朗読では、子どもから大人までの15人がステージに登場。詩の朗読ではギタリスト宮川菊佳さん(千葉県)の奏でるギターの生演奏に合わせ、女川小6年の内村有佑さん、4年の有生七さん兄妹や東松島市の加藤慶太副市長らが「道程」「あどけない話」「或(あ)る夜のこころ」を感情を込めて披露した。

 講演では、高村光太郎連翹(れんぎょう)忌運営委員会の小山弘明代表が「高村光太郎、その生の軌跡−連作詩『暗愚小伝』をめぐって(7)」の題で講演し、出席者は熱心に耳を傾けた。

 光太郎は1931年8月に三陸沿岸を巡る旅で女川を訪れ、海とそこに生きる人々のたくましい生活に心を打たれ、数々の詩歌や散文などの作品を残した。

 光太郎祭は、地元有志らで組織する女川・光太郎の会が92年から開催。91年には女川港を臨む海岸公園に文学碑を建立したが、東日本大震災の津波で流された。


2019年08月12日月曜日


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