夜の月浜海水浴場にビーチバー 社交の場、復活 東松島

夜の浜辺で酒や音楽を楽しんだバーババー

 夜の浜辺で食事や音楽を楽しむイベント「ビーチナイト バーババー」が10日、東松島市宮戸の月浜海水浴場で開かれた。東日本大震災で甚大な被害を受けた月浜地区の住民に夜の社交場を提供しようと、市内の女性有志が企画した。市内や石巻市、仙台市などから大勢の人たちが訪れ、リゾートのような雰囲気を楽しんだ。

 東松島市地域おこし協力隊のデザイナー関口雅代さん(43)や飲食店、福祉施設などで働く女性9人でつくる実行委員会が主催。海水浴場にある交流施設「みんなの家」にテーブルや椅子を並べてバーに仕立て、ビールやカクテル、ピザ、唐揚げなどを販売した。

 防潮堤をステージにしたショーもあり、夕暮れが進む中で市内のダンスチームやフラダンスグループが踊りを披露。日が暮れてからはバンド演奏がムードを盛り上げた。

 民宿が多い月浜地区には震災前、2軒のスナックがあったが、震災の津波で流失。住民が集まれる場の復活を望む声を受け、実行委が昨年に続きイベントを企画した。

 住民同士で会話を弾ませていた月浜自治会の小野舛冶会長(70)は「震災前に戻ったような雰囲気だ。今は生活を守るのが大変で、地域のことを話し合う機会が減った。こういう場は貴重だ」と喜んでいた。

 関口さんは「昨年に続いて来てくれた人が多くてうれしい。今後は開催回数を増やしていきたい」と語った。


2019年08月12日月曜日


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