石巻圏・新百景>白い道(石巻市)

金華山(写真奥)を望む海岸線へと続く白い道=石巻市鮎川浜
RAFのお披露目会では多くの人から高評価を得た白い遊歩道

<空へと続くアート作品>

 牡鹿半島の突端にある石巻市鮎川浜地区。車で鮎川港を過ぎ、さらに進むこと数分、金華山を目の前に望む高台にあった国民宿舎「コバルト荘」の跡地から、東海岸へと下りていく遊歩道がある。

 階段には、一面に白い玉砂利が敷き詰められている。それはまるで霊場・金華山へと神の使いである白い鹿が通る道−との空想すら広がる。

 この道は石巻市で開催中のリボーンアート・フェスティバル(RAF)2019の作品の一つだ。現代アート作家の島袋道浩さんが手掛けた。作品名はずばり「白い道」。島袋さんは「白い道は樹木の間を抜け、空へと延びてゆく。金華山が迫り、海の見える所。自然をもう一度発見する場」と説明する。

 放置されていた遊歩道を整備、園芸用の玉砂利を敷き、周囲の樹木も剪定(せんてい)した。視点を転ずることで、そこに新たな価値と美しさが生まれる。


2019年08月14日水曜日


先頭に戻る