宗教・宗派超え震災犠牲者に祈り 県内外9団体、石巻で集い

犠牲者の冥福を祈った集い

 お盆に合わせ、石巻市内の宗教団体が集まり、東日本大震災での犠牲者を慰霊する「東日本大震災・石巻祈りの集い」が13日、同市日和が丘2丁目の鹿島御児神社境内であった。県内外の九つの宗教団体が参加し、宗教や宗派を超えて震災犠牲者の冥福を祈った。

 集いには、遺族や宗教関係者ら約60人が参加。復興祈念公園の整備が進む南浜地区を眼下に、各宗教団体の代表者がそれぞれの儀礼に従い、犠牲者へ祈りをささげた。

 津波で南浜の自宅が全壊し、同市和渕に自宅を再建した主婦相沢道子さん(65)は「震災では友人も行方不明になった。友人へ『ゆっくり休んでください』と思いながら祈りをささげた」と話した。

 集いは明るい社会づくり運動石巻地区推進協議会と石巻宗教懇話会が主催して開催しており、今回で9回目。

 協議会の斎藤正美会長は「復興のまちづくりが進むタイミングで、宗教を越えて祈るのは有意義なこと。これからも犠牲者に届くように祈る」と話した。

 懇話会の窪木好文会長(鹿島御児神社禰宜(ねぎ))は「さまざまな宗派が合同で祈る行事は石巻地方では珍しい。これからも毎年開催し、祈り続けていきたい」と語っていた。


2019年08月14日水曜日


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