県議選2019 石巻・牡鹿選挙区、現職以外動き見えず 無投票の可能性も

 任期満了に伴う県議選は、10月18日の告示(27日投開票)まで1カ月となった。石巻・牡鹿選挙区(定数5)=石巻市、女川町=は、現職5人が後援会事務所を開設し、臨戦態勢を整えた。今後、総決起集会を計画するなど、前哨戦は活発化する。東松島選挙区(定数1)=東松島市=は、現職1人が22日に後援会事務所を開設する。両選挙区とも現職以外の動きは表面化しておらず、無投票の公算が大きくなっている。

 石巻・牡鹿選挙区に立候補を予定するのはいずれも現職で、7選に向け自民公認を得た斎藤正美氏(64)、6選を目指す自民の佐々木喜蔵氏(70)、3選に挑む共産の三浦一敏氏(69)、前回に続き無所属で立候補し6選を狙う坂下賢氏(57)、5選を期す無所属の本木忠一氏(61)。

 斎藤氏は各地区で県政懇談会を開き、市民と対話を続ける。秋田県で8日に開かれた第39回全国豊かな海づくり大会への出席など公務の傍ら、あいさつ回りも始めた。支持拡大へ後援会組織の拡充を図っている。

 佐々木氏は企業や団体へのあいさつ回りに余念がない。少人数のお茶っこ飲み会にも顔を出し、住民の声を聞く。党支持層と後援会を固めることに注力する。10月9日に石巻グランドホテルで総決起集会を開く。

 三浦氏は政策チラシを持って出身地の石巻市桃生町や復興住宅が集中する地区を重点的に回る。チラシは旧市内など約4万世帯に配布した。10月6日に石巻グランドホテルで党演説会を開催する。

 坂下氏は民進解党で現在無所属。連合宮城の支援を受ける。各地区で県政報告会を開催し、あいさつ回りを続ける。小集会を計画するほか、10月6日に同市中里5丁目のいしのまき農協本店で総決起集会を開く。

 前回トップ当選した本木氏は各地区で精力的に県政報告会を開催するなど、支持拡大に奔走する。8月下旬から同市河南、河北地区を皮切りに支持者回りを徹底し、支援企業への訪問にも力を入れる。

■池田氏は断念

 去就が注目されていた自民元議員の池田憲彦氏(66)は立候補しない。三陸河北新報社の取材に対し「諸事情で断念する」と述べた。現時点で新人の立候補の動きは見られない。

 2日現在の有権者数は12万8482人(石巻市12万2912人、女川町5570人)。

■東松島も無風状態に

 東松島選挙区は再選を目指す自民現職の高橋宗也氏(57)が立候補を予定。着実に支持を固める盤石の構えで、前回に続く無投票が濃厚だ。

 東松島市コミュニティセンターで3日に開いた高橋氏の県政報告会には、村井嘉浩知事、渥美巌市長のほか、大半の東松島市議が出席。約350人の参加者を前に、前市長の阿部秀保後援会長は「事実上の総決起集会だ」と位置付け、さらなる浸透を呼び掛け気勢を上げた。

 高橋氏は「震災復興など一人一人の意見に耳を傾けて県政に届け、課題解決につなげる」と対話重視の戦略を貫く。
 新人の目立った動きはなく独走態勢だが、後援会幹部は「予断はできない」と引き締めを図る。

 2日現在の有権者数は3万3566人(男1万6378人、女1万7188人)。


2019年09月18日水曜日


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