乗り合いタクシー利用拡大へ土曜運行 来年3月まで実証実験 東松島

関係者に見送られ試行運行初日のタクシーに乗り込む利用者

 東松島市の公共交通機関の補完的な役割を担う乗り合い予約型デマンドタクシーの土曜日運行の試行が5日、始まった。市は来年3月まで実証実験を行い、利用状況を把握する。好調であれば、来年4月にも運行日の拡大を正式に実施する考えだ。

 試行初日は市役所庁舎で出発式があり、市、議会、商工会、社会福祉協議会、タクシー事業者などから関係者約20人が出席した。

 あいさつで渥美巌市長は、2009年度の事業開始から延べ22万6000人が利用した実績を踏まえて「『地域の足』として浸透した」と強調。「土曜日の利用が活発であれば来年度から正式実施するほか、自動車運転免許証の自主返納者には料金(通常300円)を割引して100円にする」との方針を示した。

 関係者によるテープカットの後、試行運行の第1便が出発。

 利用した主婦浅野さつきさん(83)=大塩=は「運転免許証はあるが、今後は返納を検討している。週末の土曜日運行は助かる。友人と会ったり買い物したりして十分に活用したい」と歓迎した。

 通常運行は月〜金曜日だが、土曜日の試行は来年3月28日までの年末年始を除く計25日。運行時間は8時15分〜午後4時45分で平日と同じ業務体制で行う。市は試行分として約600万円を予算措置した。

 デマンドタクシーは09年7月に交通弱者の移動手段の確保を目的に開始。市地域公共交通活性化協議会から事業委託された市商工会が市内のタクシー会社と提携。ワゴン車など7台が「らくらく号」として稼働している。

 利用登録者数は、現在6800人。18年度は244日で延べ2万4000人が利用。一日平均利用者数は98.5人で前年度実績(93.5人)を上回っている。


2019年10月09日水曜日


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