今年もおいしく「マル賢みかん」 石巻青果花き地方卸売市場に初入荷

「今年もおいしくできました」。マル賢みかんを届けた永石組合長(左)

 石巻地方の冬に欠かせない「マル賢みかん」が28日、石巻青果花き地方卸売市場(東松島市)に初入荷し、早速小売店の店頭に鮮やかなオレンジ色のミカンが並んだ。

 マル賢みかんは和歌山県有田川町賢(かしこ)地区産で、同市場には44年前から出荷。石巻地方に冬の到来を告げる味覚となっている。

 初入荷に合わせて同市場を訪れた生産者、マルケン共選組合の永石睦巳組合長(54)は「7月の日照不足でやや生育の遅れが心配だったが、10月以降は好天に恵まれ順調に育った。例年通りおいしいミカンになった」と太鼓判を押す。

 同組合にはミカン農家31軒が加入し、日当たりのいい約60ヘクタールで栽培。例年同市場と宇都宮市中央卸売市場にだけ出荷し、今年は昨年と同等の約550トンずつを見込んでいる。

 マル賢みかんは、上品な甘みとかんきつ類らしい適度な酸味があり、ミカン本来の味と香りが、舌の肥えた石巻地方の人々に歓迎されている。

 お歳暮に好評な最上級「賢宝(けんぽう)」は小売価格が1箱(7.5キロ)6000〜7000円、全体の6割を占める「秀」(同)は4000〜5000円ほどで売られる見通し。入荷は年内いっぱい続くという。


2019年11月29日金曜日


先頭に戻る