大豆初検査は「上々」 いしのまき農協、台風被害の影響懸念

大豆を検査する関係者

 いしのまき農協は29日、今季収穫された大豆の検査を始めた。初日は東松島市大塩の同農協大塩倉庫で、台風19号の被害を免れた矢本地区の大豆を検査し、収量、品質ともに上々だった。一方で、台風で冠水被害などを受けた大豆畑は管内の約8割に及ぶことから、全体に与える影響は必至。品質や収量減少が懸念される。

 この日は矢本地区の2組織が生産した計73.02トンの水分値や形質などを検査し、1、2等級は98.5%を占めた。検査を担当したいしのまき農協東松島営農センターの菊地克範センター長代理は「収量、品質ともに安定している」と評価した。

 一方で、いしのまき農協管内で今年作付けした大豆畑計2124ヘクタールのうち、台風19号により冠水などの被害を受けたのは計1638ヘクタール。県によると、このうち収穫不能となったのは566ヘクタールに上るという。長時間にわたって水に漬かった大豆はカビや奇形などが心配され、規格外となる可能性がある。

 いしのまき農協米穀課兼農産物検査課の今野実課長は「初検査の大豆は1、2等級が98%と、上々の滑り出しだった。今後の検査では、台風で冠水被害を受けた地域の大豆の品質が懸念される。例年は3000トンほどの収量があるが、今年は半数程度の見通しだ」と話した。

 管内の大豆検査は12月2日以降に東松島市鳴瀬地区や石巻市でも始まり、2月初旬まで続く見込み。


2019年11月30日土曜日


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