震災犠牲者の身元判明、石巻65歳女性 遺族の元に

近藤さんの遺骨を受け取る遺族の女性(左)

 東日本大震災の約2カ月後に石巻市門脇町5丁目で犠牲者として収容した遺体の身元が26日、県警の捜査で近くに住む無職近藤あさのさん=当時(65)=と判明した。29日に遺族へ遺骨が引き渡された。

 遺体は、2011年5月15日に近藤さんの自宅近くで焼死体となって発見されていた。県警によると、遺体が装着していた義歯の特徴と、胸骨の病気の痕跡から、近藤さんと特定した。 県警は、市の行政サービスを受けている市民の中で、行方不明届が出ていない人を絞り込み捜査していた。

 引き渡しは石巻市南境の石巻霊園であった。市内に住む遺族の60代女性が引き渡し書に署名し、遺骨を大切に引き取った。

 今回の身元判明で、県内の身元不明遺体は8体となった。このうち石巻市が3体、東松島市が1体、女川町が1体となっている。県警本部捜査1課の菅原信一検視官は「これからも一つ一つ着実に身元の割り出しに当たり、最後の1体まで努力したい」と話した。

 県警は震災による身元不明遺体について住民からの情報提供の協力を呼び掛けている。連絡先は022(221)7171。

※氏名の推測ができない(身元不明)犠牲者の方々の一覧 - 宮城県警察
https://www.police.pref.miyagi.jp/hp/jishin/itai/syojihin_gazou/index_gazou.html


2019年11月30日土曜日


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