台風19号 石巻市、被害61億円 雨水対策で発電機かさ上げ

 石巻市議会の総合防災対策特別委員会が14日開かれ、市が昨年10月の台風19号の被災状況と今後の対策について説明した。産業や建設関係の被害総額は概算で61億5337万円(昨年12月31日現在)だった。台風19号による大雨で仮設ポンプ85基中15基が一時的に停止したことから、補助燃料タンクの設置や発電機、制御盤のかさ上げ対策を進めている。

 浸水被害の大きかった地区には8カ所で12基の仮設ポンプの追加設置を計画する。大雨が予想される場合は、従前通り臨時にポンプを設置するほか、新たにトラックに載せるパッケージポンプと発電機を5セット購入し、浸水が発生する恐れがある地区へ事前配備する。国土交通省北上川下流河川事務所の排水ポンプ車についても引き続き配備を要請する。

 産業被害のうち、水稲や大豆、小ネギなどの冠水、浸水による作物被害が508.7ヘクタール、2億9410万円、定置網やサケふ化場の破損など水産関係が1億3518万円だった。道路の決壊など建設関係被害は1014件、34億4115万円。

 質疑で、福祉避難所への専門職の配置が取り上げられ、市福祉部は「保健師などの配置は望ましい。県と協議し検討する」との考えを示した。

 「(台風19号のような大雨時には)車両を避難させてほしい」といった市民の声にどう対処するかの質問に対し、市総務部は「町内会に事前に連絡があれば、公共施設を解錠することはできる」と答えた。


2020年01月15日水曜日


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