防火願い「ホーホー」 初午で家々回る 石巻・桃生町寺崎

寺崎地区を練り歩く道化たち

 石巻市桃生町寺崎地区で9日、明治時代から伝わる火伏せ行事「初午(はつうま)」があった。道化や獅子などにふんした若者らが約250世帯を練り歩き、無病息災や防火を願った。

 寺崎法印神楽保存会の会員を中心に約20人が道化役などを務め、二手に分かれて地区を巡った。面を着けた道化は「ホーホー」と声を上げながら家に入り、サカキの枝を振って玄関や居間を清めた。獅子頭は住民の頭をかむしぐさをして、厄払いをした。

 訪問を受けた会社員若山由昭さん(60)は「1年間健康に過ごせるよう、おはらいをしてもらった。安心できた」と話した。

 保存会の高橋義一副会長(72)は「課題は後継者。伝統を絶やさないよう継続の形を考えていきたい」と語った。

 初午は、明治時代に寺崎地区が大火に見舞われ、防火と厄払いを兼ねて始まったといわれている。


2020年02月11日火曜日


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