市民の憩いの場に 「にぎわい交流広場」利用開始 石巻駅前

災害時対応の機能も備えた石巻駅前にぎわい交流広場

 石巻市が市立病院の再建に伴い本庁舎北側に移転整備を進めた「石巻駅前にぎわい交流広場」が完成し、使用を開始した。休憩施設のほか、東日本大震災を教訓にかまどベンチやマンホールトイレを備えた。市民、市民活動団体の活動や交流の場、災害時は避難者への食料や支援物資配給の場として活用される。

 にぎわい交流広場は、石巻駅前交番隣にあったバイクと自転車駐車場跡地を活用し整備。昨年3月着工し1月末に完成、1日から開放している。総工費は約1億4429万円で、復興交付金効果促進費を充てた。

 面積は約1380平方メートルで、移転前(約3220平方メートル)より減った。あずまや1棟、ベンチ5基、ベンチを外すとかまどとして利用できる、かまどベンチ2基を設けた。かまどベンチは災害時に炊き出しができる。水飲み場や災害時に使うマンホールトイレ2基もある。

 公衆トイレは全て洋式で、車いすやオストメイトにも対応できる多目的トイレも備えた。視覚障害者に配慮しセンサー式音声案内装置を付けた。昨年11月下旬から開放している。

 交番裏に妊婦や高齢者らがトイレ利用を目的に駐車できる「思いやり駐車スペース」(1台)を確保した。

 高木のヨウコウザクラ5本、キンモクセイ1本、中低木のツツジなどを植えた。4月にはヨウコウザクラが開花し、散策する市民らの憩いの場となりそうだ。

 にぎわい交流広場は、市が2014年度に着手した石巻駅周辺地区津波復興拠点整備事業の一つ。地域包括ケア推進の拠点「ささえあいセンター」(仮称)が3月下旬に完成すれば、同事業は終了する。


2020年02月12日水曜日


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