車いす陸上メダリスト迎え、障害者スポーツ学ぶ 石巻・貞山小

車輪が三つある陸上競技用車いすについて解説する永尾さん

 2020年東京五輪・パラリンピックの機運を盛り上げようと、石巻市貞山小(児童172人)で7日、パラアスリートから障害者スポーツを学ぶ体験型授業「あすチャレ!スクール」が開かれた。全校児童が参加し、車いすを使うスポーツの醍醐味(だいごみ)や面白さを体験した。

 授業は体育館で行われ、パラリンピックに7回出場し、アテネ大会車いす陸上4×400メートルリレーで銀メダルを獲得した永尾嘉章(よしふみ)さん(57)が講師を務めた。

 永尾さんは、ステージのスクリーンに画像を映しながらパラリンピック陸上競技のさまざまな種目を紹介。競技用車いすがとても軽量で車輪も回しやすいなど、速く走り、素早く動くための工夫をしていることも説明した。

 児童たちが車いすに乗って速度を測ったり、リレーに挑戦したりする体験会もあった。

 永尾さんは、17年に現役を引退するまでの自身の競技人生も振り返り「やりたいこと、好きなことを見つけ、困難があっても諦めずに続けることが大事。それぞれの夢や目標に向かって一生懸命頑張ってほしい」と児童にエールを送った。

 車いすの速度計測に挑んだ6年の阿部結大君(12)は「車輪を回すのが思っていた以上に難しかった。障害者スポーツのいろいろなことを教わり、興味が湧いてきた」と感想を話した。

 体験型授業は、パラスポーツの普及、啓発に取り組む日本財団パラリンピックサポートセンター(東京)が主催。石巻市内では4日に前谷地小、5日は鹿妻小、6日は飯野川小でも永尾さんの授業が行われた。


2020年02月12日水曜日


先頭に戻る