東松島市議会開会 市長、活力ある古里へ 「次世代担う人材育成」

「活力ある古里を目指す」と強調する渥美市長

 東松島市議会2月定例会が13日開会した。会期は3月5日までの22日間。提出議案は一般会計274億7700万円を含む各種会計総額393億7300万円の2020年度当初予算や条例改正、人事案など33件。

 初日は23件を原案通り可決した後、渥美巌市長が新年度市政執行の所信表明で「復興、発展に向けて最大限に取り組み、活力ある古里を目指す」と強調した。

 渥美市長は市長任期最終年を見据え「市を挙げて震災復興の加速、完結を目指す。雇用確保や子育て、福祉環境の充実、学力向上を図り、将来にわたって住み続けられるまちづくりに力を注ぐ」との姿勢を示した。さらに「3月20日の聖火到着の歴史的な日を契機に次世代を担う人材育成も進める」と述べた。

 議案審議では、市の組織機構改革に伴う部設置、職員の給与に関するそれぞれの条例の一部改正を承認。きめ細かい市民サービスの推進、業務効率化に向けて一部再編や課長補佐、係長制を今年4月に導入する。

 放課後児童クラブ条例の一部改正では、大塩小の同クラブ施設が大塩市民センター隣接の市有地への新築整備工事を終えたことから位置を変更する。

 市流域関連公共下水道野蒜雨水ポンプ場復興交付金事業に係る建設工事委託に関する基本協定の一部変更締結は、工事内容の確定により協定金額を5億7400万円減額し20億6300万円に変更した。当初予算案は、21日に総括質疑を行う。

 一般質問は18日から3日間の予定。20日は会派代表質問を行う。


◆東松島・所信表明要旨「ハードに加え心の復興」

 国、県との太いパイプを生かして震災の創造的復興を目指す。ハード面だけでなく、心の復興やコミュニティー再生にも注力する。

 SDGs未来都市、地方創生の理念を基本にした住み続けられるまちづくりを積極展開する。企業誘致による働く場の確保、農漁業の振興と6次産業化、子育て支援と女性の活躍、健康・福祉・医療の充実、学力向上、文化・スポーツ振興、航空自衛隊松島基地との共存共栄を図っていく。

 資源循環型社会づくりに向けて再生可能エネルギーを有効活用する一方、東松島消防署を今秋完成させるなど防災体制も強化する。

 矢本海浜緑地パークゴルフ場などを健康増進に役立てていく。民間病院に対して救急医療体制確保補助金を充て支援する。

 鳴瀬桜華小移転新築の新年度内の完了、デジタル教科書導入、小・中学校の連携を推進しながら学力向上につなげる。五輪聖火到着を機に「スポーツ健康都市」を宣言する。スマート農業の推進や、支援制度拡充による新たな起業、工場増設を促す。

 市の組織機構改革を進めてきめ細かいサービスを提供し、市民と行政が一体のまちづくりを進展させる。


2020年02月14日金曜日


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