復興事業終盤 女川町、2施設着工 工事の安全祈願

神事を終え、あいさつする須田町長(中央)

 女川町が東日本大震災の復興事業の最終段階として整備する清水公園グラウンド(仮称)と町海岸広場の工事の安全祈願祭が13日、清水公園グラウンド整備予定地であった。清水公園グラウンドは来年3月、町海岸広場は今年12月の完成を目指す。

 清水公園は、清水2丁目の津波浸水区域に整備する。公園全体の面積は約5ヘクタールで、グラウンド部分は1.5ヘクタール。天然芝のピッチは9600平方メートルで、サッカーやラグビーなどの利用を見込む。観客スタンドは600席設け、芝生席は4400人収容できる。

 管理棟は木造2階で延べ床面積999平方メートル。管理事務所と大会時の役員室、選手控室などを備える。駐車場は2カ所に計300台分用意する。事業費は約10億7000万円で、復興交付金を活用する。

 女川湾に面した町海岸広場は、総面積約4.3ヘクタール。今回の工事は県道を挟んだ南側約3ヘクタールが対象で、スケートパークやステージのあるイベント広場などを整備する計画だ。

 事業費は約2億8600万円で、復興交付金などを活用。震災遺構の旧女川交番を含む北側のエリアはすでに工事を終えている。

 式には町や工事の関係者ら15人が出席。玉串をささげるなどして工事の安全を願った。

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、出席者は全員マスクを着用。須田善明町長は「住宅も水産加工場もたくさんあった場所で新たに整備が始まり、震災から10年という締めくくりに完成を目指している。施設面の整備をしっかりして、この状況が明けた時にみんなに元気に使っていただきたい」と話した。


2020年04月14日火曜日


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