女川原発、避難用福祉車両を配備 女川と石巻に計11台

女川町役場に配備された避難用福祉車両(東北電力提供)

 東北電力は17日、女川原発(女川町、石巻市)の重大事故に備え、住民避難用の福祉車両計11台を女川町と石巻市に配備したと発表した。原発から5キロ圏内の予防的防護措置区域(PAZ)と、PAZを通って避難する区域(準PAZ)の要支援者らの避難に使う。

 福祉車両はワゴンとワンボックスタイプ。高齢者や障害者ら介助が必要な人の利用を想定し、車いすやストレッチャーを載せられる仕様にした。

 配備場所は女川町役場に5台、石巻市鮎川浜の特別養護老人ホーム「おしか清心苑(えん)」に3台、同市網地島の網小医院に1台。女川原発でも2台を保管する。来年度以降、石巻市に3台を追加配備する計画。

 東北電は車両配備のほか、緊急時モニタリングや避難退域時検査への要員派遣、放射線防護資機材の提供、PAZ、準PAZが孤立した場合のヘリコプターによる避難や生活物資の提供も実施する。

 重大事故発生時の住民の避難計画を集約した「緊急時対応」によると、避難行動要支援者はPAZが在宅223人。準PAZは在宅118人、医療機関や社会福祉施設183人で、支援者と共にバスや福祉車両で避難する計画。

 東北電は「住民の安心につながるよう、自治体と調整しながら、避難計画の実効性向上に協力していく」と説明した。


2020年04月25日土曜日


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