自粛生活の子どもにご褒美 山形・河北町からサクランボ届く 石巻

真っ赤なサクランボを受け取って喜ぶ園児たち

 石巻市の友好都市の山形県河北町は23〜25日、市内全ての保育施設や小中学校の子どもたち計約1万2400人に特産品のサクランボを贈った。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受ける町内の生産者を支援するとともに、感染予防で制約の多い生活を送る石巻の子どもたちを応援しようと企画した。

 贈られたのは主力品種の「佐藤錦」で、河北町が地元農協に委託して町内の生産者から集荷。石巻市内の小中学校と幼稚園、保育施設など計104カ所に配られ、1人当たり10粒ほどが入った1パックを受け取った。

 市河北幼稚園には25日、全園児66人分のサクランボが届いた。帰宅前に受け取った園児たちは真っ赤に輝く粒を笑顔で見つめた。年長の佐藤柊太朗ちゃん(5)は「夜ご飯のデザートに食べる。サクランボ狩りにもまた行きたい」と喜んだ。

 同園では感染防止対策で遠足などの行事を中止したほか、年長と年少の交流も取りやめている。三浦成夫園長(62)は「楽しみが減って我慢しているので、うれしいと思う。交流を続けてきた町からのプレゼントに感激した」と話した。

 河北町農林振興課によると、サクランボは飲食需要の落ち込みなどで価格が低下傾向にあり、町内の観光果樹園もサクランボ狩りを中止するなどの影響が出ているという。担当者は「自粛生活を頑張っている子どもたちにサクランボを食べて元気になってもらいたい。また河北町にも遊びに来てほしい」と語った。


2020年06月26日金曜日


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